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更新日:2004/01/07


不具合ならびに追加情報

情報の種類 セキュリティ番号 タイトル
不具合 −/822831(不具合) ドライバのインストール・プログラムでデバイス・ドライバがインストールできない不具合
不具合 −/823659(不具合) セキュリティ設定やユーザー権利の割り当てを変更するとクライアント/サービス/プログラムとの互換性がなくなる不具合
追加 MS03-039/33330(追加) BlasterワームならびにNachiワームの除去ツールの提供開始
不具合 −/− そのほかの不具合情報
 
[不具合情報]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
822831(不具合)
ドライバのインストール・プログラムでデバイス・ドライバがインストールできない不具合
情報ソース マイクロソフト
不具合の内容 機能不全
発生条件 「サポート技術情報:814033」の修正プログラムまたはWindows 2000 SP4の適用
報告日 2003年12月28日

 「サポート技術情報:814033(Windows Update Webサイトからドライバの更新をインストールできない場合がある)」の修正プログラムまたはWindows 2000 SP4を適用すると、デバイス・ドライバのインストール・プログラムが正しく動作しなくなり、「使用可能なドライバが存在しない」というエラー・メッセージが表示される不具合が発生することがあります。この不具合により、新しいデバイスに対するドライバのインストールが行えず、デバイスが利用できなくなるこがあります。

 この不具合を解消する修正プログラムは、2003年8月14日にWindows Updateとダウンロード・センターで提供済みです。デバイス・ドライバのインストールに失敗するような場合は、ダウンロード・センターから修正プログラムをダウンロードし、インストールしてください。

・ダウンロード・センター:Windows2000-KB822831-x86-JPN.exe(ドライバ インストール プログラムによってデバイス ドライバがインストールされない):
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=7C896E82-4B50-44C8-A634-3227C0E71293

不具合の対象:
 Windows 2000 SP3/SP4

詳細:
 インストール中のデバイス・ドライバ用のINFファイルがすでに%SystemRoot%\INFフォルダに存在する場合に、この不具合が発生します。例えば、ドライバをインストールした後に削除したような場合、INFファイルが残り、この不具合が発生する可能性があります。すでにこの不具合を解消する修正プログラムがマイクロソフトより提供されています。この修正プログラムでは、以下のファイルを置き換えることで、不具合を解消します。

ファイル名 日付 バージョン サイズ
Windows2000-KB822831-x86-JPN.exe 2003/06/12 5.3.16.5
248,880
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ %SystemRoot%\System32
newdev.dll 2003/06/11 5.0.2195.6754
114,448
Add Hardware Device Library

 %SystemRoot%\system32フォルダにあるnewdev.dllのバージョン番号が上記より古い場合は、この修正プログラムを適用してください。

   
[不具合情報]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
823659(不具合)
セキュリティ設定やユーザー権利の割り当てを変更するとクライアント/サービス/プログラムとの互換性がなくなる不具合
情報ソース マイクロソフト
不具合の内容 互換性欠如(仕様)
発生条件 セキュリティ設定またはユーザー権利の割り当ての変更
報告日 2003年12月28日

 Windows NT 4.0/Windows 2000/Windows Server 2003のドメインにおいて、特定のセキュリティ設定やユーザー権利の割り当てを変更すると、Windows 95/98/NT 4.0/2000/XP Professional/Windows Server 2003を実行しているクライアント上で互換性に障害が発生する可能性があります。

 Windowsドメインの設定を変更することにより、ドメイン・レベルでのセキュリティを向上させることが可能ですが、一方で機能が制限されたり、ターミナル・サーバによるログオンができなくなったりします。設定変更を行う前に、十分なテストを実施し、互換性の問題が業務などに影響を与えないことを確認することをお勧めします。

不具合の対象:
 Windows 95
 Windows 98/98 SE
 Windows NT 4.0
 Windows 2000
 Windows XP Professional
 Windows Server 2003

詳細:
 マイクロソフトは、「サポート技術情報:823659(セキュリティ設定およびユーザー権利の割り当てを変更すると、クライアント、サービス、およびプログラムとの互換性がなくなる)」で、特定のセキュリティ設定やユーザー権利の割り当て変更を行うと、Windows 95/98/NT 4.0/2000/XP Professional/Windows Server 2003を実行しているクライアント上で互換性に障害が発生する可能性があることを報告しました。

 「サポート技術情報:823659」では、13種類のセキュリティ設定と3種類のユーザー権利の変更について、背景と発生する互換性の問題について報告されています。設定の変更によって、ユーザーがWindows NT 4.0上からパスワードが変更できなくなるなどの不具合が発生することが明らかになっています。詳細については、「サポート技術情報:823659」を参照してください。

・サポート技術情報 823659(セキュリティ設定およびユーザー権利の割り当てを変更すると、クライアント、サービス、およびプログラムとの互換性がなくなる):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;823659

   
[追加情報]
 
HotFix Alert:
MS03-026
MS03-039
 
セキュリティ番号:
MS03-026
MS03-039
 
サポート技術情報:
823980(脆弱性)
824146(脆弱性)
833330(追加)
BlasterワームならびにNachiワームの除去ツールの提供開始
情報ソース マイクロソフト
情報の内容 ツールの提供開始
発生条件 BlasterワームとNachiワームの感染
適用条件 2004年1月5日

 マイクロソフトは、BlasterワームならびにNachiワームの除去ツールの提供を開始しました。このツールは、マイクロソフトのダウンロード・センターで入手可能です。

 「TechNetセキュリティ情報:MS03-026(RPCインターフェイスの脆弱性により、システムが乗っ取られる可能性)」および「TechNetセキュリティ情報:MS03-039(RPCSSの脆弱性により、システムが乗っ取られる可能性)」の脆弱性を攻撃するBlasterワームやNachiワームに感染したコンピュータから、ワームの除去が行えます。すでにワームに感染したコンピュータ上でこのツールを実行することで、BlasterワームとNachiワームの除去が行えます。そのほかのワームについては、除去が行えませんのでご注意ください。

 また、このツールはワームの感染を防止する機能は持っていません。修正プログラムを適用せずにインターネットに接続すると、再びBlasterワームなどに感染する可能性があります。ワームの除去後は、速やかにMS03-039の修正プログラムを適用してください。

・ダウンロード・センター Windows-KB833330-JPN.exe(Windows Blaster ワーム駆除ツール):
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=e70a0d8b-fe98-493f-ad76-bf673a38b4cf&DisplayLang=ja

不具合の対象:
 Windows 2000 SP2/SP3/SP4
 Windows XP SP未適用/SP1/SP1a

詳細:
 BlasterワームならびにNachiワームが感染しないようにするには、「TechNetセキュリティ情報:MS03-026」「TechNetセキュリティ情報:MS03-039」の修正プログラムを適用することが重要です。しかし、修正プログラムを適用するには、インターネットへの接続が必要になります。このような場合、すでに修正プログラムが適用済みのコンピュータを用いて修正プログラムをダウンロードし、それを適用するといった作業が必要になります。不用意にインターネットへ接続してしまったことにより、BlasterワームまたはNachiワームに感染した場合は、このツールを利用することでワームの除去が可能です。

 ウイルス対策ソフトウェア・ベンダ各社の報告によれば、現在でもNachiワームの活動は活発であり、未対策のコンピュータをインターネットへ接続すると高い確率で感染する危険性があります。修正プログラムの適用とウイルス対策ソフトウェアの導入などの対策を実施するのはもちろんのこと、感染したコンピュータにおいては速やかにワームの除去を行うことが重要です。BlasterワームもしくはNachiワームに感染したと思われる場合、このツールを実行し、ワームの除去を行ってください。なお、感染していないコンピュータに対し、このツールを実行しても不具合は発生しません。

■そのほかの不具合情報

・サポート技術情報 822568(コンピュータの起動後、USB デバイスが認識されない):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;822568

・サポート技術情報 319571(Keyb.comおよびJkeyb.sysで、米国向け以外の拡張キーボードがAT式のキーボードとして検出される):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;319571

・サポート技術情報 818896(Windows NT Server 4.0を実行しているコンピュータの使用中にCsrss.exeで"0xC000021A" Stopエラーが発生する):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;818896

・サポート技術情報 812400(スケジュールされたタスクが実行せず、終了コード80が生成される):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;812400

 

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