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更新日:2005/01/26


不具合ならびに追加情報

情報の種類 セキュリティ番号 タイトル
脆弱性 MS05-001/890175 Windows 2000 SP4とWindows XP SP1はMS05-001の脆弱性が未解消
脆弱性 −/− IEのアドレス・バーのURL表示を偽装可能にする脆弱性
不具合 −/− そのほかの不具合情報
 
[脆弱性]
 
HotFix Alert:
MS05-001
 
セキュリティ番号:
MS05-001
 
サポート技術情報:
890175
Windows 2000 SP4とWindows XP SP1はMS05-001の脆弱性が未解消
情報ソース GeCAD NET
情報の内容 MS05-001の脆弱性の解消が未解消
条件 Windows 2000 SP4、Windows XP SP1の利用
報告日 2005年1月19日

 GeGAD NETは、MS05-001の修正プログラムが適用済みであっても、Windows 2000 SP4+Internet Explorer 6 SP1とWindows XP SP1は、HTMLヘルプ機能のActiveXコントロール(HHCTRL)の脆弱性が存在することを報告した。

・GeCAD NET(ActiveX Object HTML Help Control still exploitable after patch MS05-001):
http://www.gecadnet.ro/windows/?AID=1381

・BugTraq(Microsoft Internet Explorer HTML Help Control Vulnerability Still Exploitable After Patch):
http://www.securityfocus.com/archive/1/387791

・HotFix Alert MS05-001(HTMLヘルプ機能のActiveXコントロールの脆弱性により、任意のコードが実行される危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/ms05-001.html

 報告によれば、MS05-001の修正プログラムを適用しても、Secuniaなどが公開している攻撃方法以外の手段を使うことで、HHCTRLの脆弱性が攻撃可能なままであるとしている。なお、Windows XP SP2については、GeGAD NETが発見した方法では、攻撃が行えなかったようだ。

・HotFix Weekly 2005/01/12日付(Windowsの複数の脆弱性が実証コードとともに公開):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/news05-0112.html#02

 GeGAD NETはこの件を1月19日にMicrosoftに報告したとしており、現時点では技術的な詳細や実証コードを公開していない。GeGAD NETによれば、Windows 2000 SP4ではIEのセキュリティ設定を「高」にすることで、Windows XP SP1ではWindows XP SP2をインストールすることで、それぞれ脆弱性が回避可能だとしている。

情報の対象:
 Windows 2000 SP4+Internet Explorer 6 SP1
 Windows XP SP1
関連HotFix Report BBS関連スレッド:
・MS05-001[緊急]:HTML ヘルプの脆弱性により、コードが実行される
http://bbs.hotfix.jp/ShowPost.aspx?PostID=2239
   
[脆弱性]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
IEのアドレス・バーのURL表示を偽装可能にする脆弱性
情報ソース Graeme Stewart氏(Bugtraq)
情報の内容 IEのアドレス・バーのURL表示の偽装
条件 IEの利用
報告日 2005年1月22日

 Graeme Stewart氏のBugtraqへの投稿により、Internet Explorer(IE)において、フォーム送信機能がwindow.alert関数の呼び出しによって割り込みが行われると、アドレス・バーの表示がジャンプ先のURLへ変更されないという脆弱性があることが明らかになった。

・BugTraq(Internet Explorer URL obfuscation.):
http://www.securityfocus.com/archive/1/388004

 IEで以下のHTMLを表示すると、ページに「Update」というボタンが表示される(このページのURLを仮に「http://wwww.d-advantage.com/urlspoof.html」とする)。このボタンをクリックすると、JavaScriptのpage_load()が実行され、「http://www.hotfix.jp/」へのジャンプが行われる。その一方、window.alert('Incorrect URL')によって、「Incorrect URL」と書かれたダイアログ・ボックスが表示される。その結果、アドレス・バーのURLは、「http://wwww.d-advantage.com/urlspoof.html」から変更されずに、「http://www.hotfix.jp/」のページが表示される。

<html>
<script language="Javascript">
function page_load(){
document.location.href='http://www.hotfix.jp/';
window.alert('Incorrect URL');
}
</script>
<body>
<form>
<input type="submit" value="Update" name="patch_update"
onClick="page_load()">
</form>
</body>
</html>

 銀行や大手企業のWebサイトを偽装するようなフィッシング・サイトへの誘導に悪用される危険性のある脆弱性だ。Graeme Stewart氏によれば、Windows XP SP2でもURLの偽装が可能であったとしている。DA Labで上記のHTMLで試したところ、Windows 2000+IE 6 SP1では偽装可能であることが確認できたが、Windows XP SP2やIE 5.5 SP2ではジャンプ先のページが表示されなかった。

 現在のところ、マイクロソフトからは、この脆弱性に対する正式な報告や修正プログラムの提供は行われていない。脆弱性を回避するには、IEのスクリプトの実行を無効にすればよい。

・セキュリティTIPS(Internet Explorerのスクリプト実行を抑制する方法):
http://www.hotfix.jp/archives/tips/2004/tips04-01.html

情報の対象:
 Windows XP SP2
   

■そのほかの不具合/追加情報

・サポート技術情報 892870(BIOS から日付を変更して再起動するとシステムエラーが発生することがある):[Windows XP SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;892870

・サポート技術情報 892780(Windows 98、Windows 98 SE、Windows ME をプリンタサーバとして利用している場合, プリンタの印刷やプレビューの表示が遅くなる):[Windows XP SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;892780

・サポート技術情報 892812(画像ファイルへのハイパーリンクで画像が表示されない):[Office 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;892812

・サポート技術情報 892815(Web サイトのルートにあるファイルが WebDAV クライアントから表示される場合がある):[IIS 5.0][IIS 5.1][IIS 6.0]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;892815

・サポート技術情報884018(Windows XP で Windows コンポーネントを追加できない):[Windows XP]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;884018

・ダウンロード・センター(.NET Framework 1.1 用 BizTalk Server 2004 SP1 アップデート):[.NET Framework 1.1]
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
familyid=BA775415-A0D9-4EA0-9339-6A4126798A25&displaylang=ja

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;890673[英語]
#.NET Framework 1.1用のロールアップ修正プログラム。

・ダウンロード・センター(Windows Server 2003 上の .NET Framework 1.1 用 BizTalk Server 2004
SP1 アップデート):[.NET Framework 1.1]
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=0fe6c10d-587c-4f7c-ac5c-3890c69a08d1&DisplayLang=ja

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;890673[英語]
#Windows Server 2003向け.NET Framework 1.1用のロールアップ修正プログラム。

 

・HotFix Report マイクロソフト・サイト更新情報:
http://www.hotfix.jp/msupdate/mssite/index.html

 

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