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更新日:2005/10/26


不具合ならびに追加情報

情報の種類 セキュリティ番号 タイトル
攻撃 MS05-048、MS05-039/− MS05-048とMS05-039の脆弱性を悪用した攻撃を確認
不具合 MS05-052/− MS05-052の修正プログラムを適用すると日立製作所の「CommuniNet Object Server」が正しく動作しなくなる不具合
不具合 MS05-050/909596 Windows 2000でMS05-050の修正プログラムが正しく適用できない不具合
不具合 −/− そのほかの不具合情報
 
[攻撃]
 
HotFix Alert:
MS05-048
MS05-039
 
セキュリティ番号:
MS05-048
MS05-039
 
サポート技術情報:
MS05-048とMS05-039の脆弱性を悪用した攻撃を確認
情報ソース Trend Micro、F-Secure
情報の内容 MS05-048/MS05-039の脆弱性を悪用した攻撃
条件 MS05-048/MS05-039の修正プログラム未適用
報告日 2005年10月18日/2005年10月23日

■MS05-048の脆弱性を悪用するJavaScriptが仕掛けられたWebサイトを発見
 Trend Microは、MS05-048の脆弱性を悪用するJavaScriptが埋め込まれたWebサイトが見つかったことを報告した。このJavaScriptをMS05-048の脆弱性を悪用し、「CHM_DROPPER.CN」と呼ばれるCHMファイルを実行し、トロイの木馬などのダウンロードを仕掛ける、といった一連の攻撃が実行されるということだ。

・Trend Micro(JS_WONKA.B):
http://www.trendmicro.com/vinfo/virusencyclo/default5.asp?
VName=JS_WONKA.B

・Trend Micro(CHM_DROPPER.CN):
http://www.trendmicro.com/vinfo/virusencyclo/default5.asp?
VName=CHM_DROPPER.CN

 Trend Microによれば、以下の2つのWebサイトで脆弱性を悪用するJavaScriptを発見したとしている。有名なWebサイトであっても、改ざんなどによってJavaScriptが仕掛けられる危険があるので注意が必要だ。実際に攻撃が開始されているので、至急、修正プログラムを適用した方がよい。

http://www.{BLOCKED}jigsawpuzzles.com
http://www.{BLOCKED}.biz/news.html

・HotFix Alert MS05-048(Collaboration Data Objects(CDO)の未チェック・バッファの脆弱性により、リモートで任意のコードが実行される危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/ms05-048.html

・TechNetセキュリティ情報 MS05-048(Microsoft Collaboration Data Objects の脆弱性により、リモートでコードが実行される):
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms05-048.mspx

■MS05-039の脆弱性を悪用するMocbotを検出
 F-SecureとMcAfeeは、MS05-039の脆弱性を悪用するBot「Mocbot」を検出したことを報告した。Mocbotは、当初、MS05-047の脆弱性を悪用するものであるとされていたが、同じくプラグ・アンド・プイレイ・サービスの脆弱性であるMS05-039を悪用するものと両社の情報が更新された。これは、攻撃コードが類似していたためとしている。

・F-Secure(F-Secure Virus Descriptions : Mocbot.A):
http://www.f-secure.com/v-descs/mocbot.shtml

・McAfee(IRC-Mocbot):
http://vil.nai.com/vil/content/v_136637.htm

 Mocbotは、攻撃用パケットを送信することで、Windows 2000/XPのプラグ・アンド・プレイ・サービスの脆弱性を悪用し、脆弱性の存在するコンピュータに感染する。その後、IRCサーバに接続し、攻撃者の命令を待ち、指示に従ってDoS攻撃を仕掛けたり、ほかのコンピュータへの感染を広げたりする。今後、さらに攻撃性を高めた亜種などの登場も懸念される。至急、修正プログラムを適用した方がよい。

・HotFix Alert MS05-039(プラグ・アンド・プレイ・サービスの未チェック・バッファの脆弱性により、リモートで任意のコードが実行される危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/ms05-039.html

・TechNetセキュリティ情報 MS05-039(プラグ アンド プレイ の脆弱性により、リモートでコードが実行され、特権の昇格が行なわれる):
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms05-039.mspx

情報の対象:
 Windows 2000
 Windows XP
 Windows Server 2003

関連HotFix Report BBS関連スレッド:
・MS05-048[重要]:Microsoft Collaboration Data Objects の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://bbs.hotfix.jp/ShowPost.aspx?PostID=4150#4150

・MS05-047攻撃コード検証
http://bbs.hotfix.jp/ShowPost.aspx?PostID=4171

   
[不具合]
 
HotFix Alert:
MS05-052
 
セキュリティ番号:
MS05-052
 
サポート技術情報:
MS05-052の修正プログラムを適用すると日立製作所の「CommuniNet Object Server」が正しく動作しなくなる不具合
情報ソース 日立製作所
情報の内容 MS05-052の修正プログラム適用による不具合
条件 MS05-052の修正プログラム適用
報告日 2005年10月18日

 日立製作所は、クライアントPCにMS05-052の修正プログラムを適用すると、同社の端末エミュレータ「CommuniNet Object Server」にオンライン端末や環境設定が正しく動作しなくなる不具合が発生することを報告している。

・日立製作所(Windowsセキュリティパッチ(MS05-052)適用環境におけるCommuniNet Object Serverの障害):
http://www.hitachi-support.com/security/alert/communinet.html

 CommuniNet Object Serverは、Webブラウザ上からメインフレームへのオンライン接続を実現するサーバ配信型の端末エミュレータ。MS05-052の修正プログラムを適用すると、Webブラウザ上でオンライン端末が起動しなかったり、各端末情報の設定ダイアログが表示されなかったりするようになる、としている。

 日立製作所では、回避策として以下の方法を紹介している。

  1. クライアントPCのInternet Explorerのプロパティの[セキュリティ]タブで、「信頼済みサイト」にCommuniNet Object ServerのWebサイトを「次のWebサイトをゾーンに追加する」で追加する。
  2. サーバをCommuniNet Object Server 02-06へバージョンアップする。

 現在のところ、これ以外のMS05-052の適用による不具合は報告されていないが、Webアプリケーションなどでは同様の不具合が発生する可能性もある。事前に動作検証が必要だろう。

情報の対象:
 Windows 2000
 Windows XP
 Windows Server 2003

関連HotFix Report BBS関連スレッド:
・MS05-052[緊急]:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
http://bbs.hotfix.jp/ShowPost.aspx?PostID=4131#4131

   
[不具合]
 
HotFix Alert:
MS05-050
 
セキュリティ番号:
MS05-050
 
サポート技術情報:
909596
Windows 2000でMS05-050の修正プログラムが正しく適用できない不具合
情報ソース マイクロソフト
情報の内容 MS05-050の修正プログラム適用に関する不具合
条件 Windows 2000におけるMS05-050の修正プログラム適用
報告日 2005年10月20日

 マイクロソフトは、「TechNetセキュリティ情報:MS05-050」を更新し、Windows 2000 SP4にMS05-050の修正プログラムを適用する際の注意を追加掲載した。

・TechNetセキュリティ情報 MS05-050(DirectShow の脆弱性により、リモートでコードが実行される):
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms05-050.mspx

 MS05-050は、インストールされているDirectXのバージョンにより、Windows 2000 SP4向けに3種類の修正プログラムが提供されている。内訳は、Windows 2000のデフォルト状態となるDirectX 7.0との組み合わせ、Windows 2000 SP4+DirectX 8.0/8.0a/8.1/8.1a/8.1b/8.2、Windows 2000 SP4+DirectX 9.0/9.0a/9.0b/9.0cの3種類。Windows Update/Microsoft Updateでは、自動的にインストールされているDirectXのバージョンが検出され、該当する修正プログラムが適用される。しかしダウンロード・センターなどから手動で入手した場合、インストールされているDirectXと合致しない修正プログラムを適用しても、一見正常に終了してしまう、という不具合がある。実際には、脆弱性の対象となるファイル「quartz.dll」は置き換わらず、依然として脆弱性が存在したままとなる。

 各DirectXに対してMS05-050の修正プログラムが更新するquartz.dllのバージョンは以下のようになっている(quartz.dllは%SystemRoot%\system32フォルダに保存されている)。修正プログラムが正しく適用できているかどうかは、このファイルのバージョンで確認可能だ。不安がある場合は、ファイル・バージョンを確認するとよい。またWindows Update/Microsoft Updateを実行することでも、正しく適用できているかどうかの確認ができる。「Windows 2000 用セキュリティ更新プログラム (KB904706)」「Windows 2000 用 DirectX 8 のセキュリティ更新プログラム (KB904706)」「Windows 2000 用 DirectX 9 のセキュリティ更新プログラム (KB904706)」のいずれも表示されなければ正しく適用できている。

プラットフォーム ファイル名 バージョン
Windows 2000+DirectX 7.0 quartz.dll 6.1.9.732
Windows 2000+DirectX 8.x quartz.dll 6.3.1.889
Windows 2000+DirectX 9.x quartz.dll 6.5.1.907

・サポート技術情報 909596(DirectX 8 または DirectX 9 を実行する Windows 2000 ベースのコンピュータに "Windows 2000 上の DirectX 7.0 用のセキュリティ更新プログラム (KB904706)" をインストールした後、コンピュータが更新されない場合がある):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;909596

情報の対象:
 Windows 2000 SP4

関連HotFix Report BBS関連スレッド:
・MS05-050[緊急]:DirectShow の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://bbs.hotfix.jp/ShowPost.aspx?PostID=4071

   

■そのほかの不具合/追加情報

・サポート技術情報 906600(Office 2003 Service Pack 2 に含まれる、レジストリ キーを必要とする修正):[Office 2003 SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;906600

・サポート技術情報 904953(Office Access 2003 または Access 2002 で Excel ブックにリンクされているテーブル内のデータを変更、追加、削除できない):[Access 2002][Access 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;904953

・サポート技術情報 905726(Office Service Pack または Office 更新プログラムのインストール後、コンピュータの再起動を求めるメッセージが予期せず表示される):[Office 2000][Office XP][Office 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;905726

・サポート技術情報 909545(Internet Explorer のクリックが無効になる):[IE 6 SP未適用/SP1/SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;909545

・サポート技術情報 887078([FIX] ファスト キャッシュ コンテンツを再生すると Windows Media Player から NS_E_INVALID_DATA エラーが返されることがある):[Windows Media Player 9][Windows Media Player 10]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887078
#Windows Media Player 9/10の不具合の修正プログラムの提供開始

・サポート技術情報 904018(Access 2002 更新プログラム (2005 年 10 月 18 日) について):[Access 2002]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;904018
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=7497d7f0-bef5-4054-b854-b1240b5135f5&DisplayLang=ja

#Excelのワークシートへの新しいデータの追加や既存のデータの編集がAccess 2002から行えなくする修正プログラムの提供

・サポート技術情報 897616(ドメイン コントローラとして SP1 で Windows Server 2003 を実行しているコンピュータを構成するために、 Active Directory をインストールすると、共有領域がアクティブ ネットワーク接続のプロパティで表示されません):[Windows Server 2003 SP1]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;897616(機械翻訳)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=25c9c9df-ba0e-4b1c-b6cc-21cfeadbedd0&DisplayLang=ja

#Windows Server 2003 SP1のインストールによって生じる不具合の修正

・サポート技術情報 887623(Microsoft Office SharePoint Portal Server 2003 Service Pack 2 について):[SharePoint Portal Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887623
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=171dc9a7-b4ba-4759-bd64-6b7d851a97ef&DisplayLang=ja

・サポート技術情報 907639(どのようにリモート インストール サービス(RIS)を使って、 Windows 計算Cluster Server 2003 の計算ノードを展開するには):[Windows Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;907639(機械翻訳)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=978db1f8-1e66-4602-b7f5-409f69e58947&DisplayLang=ja

・ダウンロード・センター(Exchange Server 2003 Service Pack 2):[Exchange Server 2003]
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=535bef85-3096-45f8-aa43-60f1f58b3c40&DisplayLang=ja

 

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