Mozilla Foundationは、従来のFirefoxで発見された複数の脆弱性を解消したFirefox 2.0.0.15の提供を開始した。解消される脆弱性の内容は下表のとおり。
・Mozilla Foundation(Mozilla製品における既知の脆弱性 − Firefox 2.0.0.15で修正済み):
http://www.mozilla-japan.org/projects/security/
known-vulnerabilities.html#firefox2.0.0.15
上表のようにWindows版のFirefox 2.0.0.15では合計11件の脆弱性が解消される。4件の緊急性の高い(重要度が「最高」)ものも含まれているので、至急、バージョンアップした方がよい。
Firefox 2.0を利用している場合は、Firefoxを起動していると自動的に[ソフトウェア更新]ダイアログが表示され、更新が促されるようになっている(デフォルト設定の場合)。指示に従って更新版パッケージをインストールした後、Firefoxを再起動することでバージョンアップが行われる。また、Firefoxの[ヘルプ]−[ソフトウェアの更新を確認]を選択することでも、最新バージョンの有無のチェックとインストールが実行可能だ。
なおMozilla Foundationは、Firefox 3.0の提供を開始したことから、2008年12月中旬をもってFirefox 2.0.0.xのサポートを終了し、セキュリティや安定性に関する修正プログラムの提供も終えることを明らかにしている。そのため、なるべく早期にFirefox
3.0への移行も検討した方がよい。 |