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HotFix Report
/セキュリティTIPS/

■修正プログラムをインストールせずに展開する方法
 INFファイルの内容や置き換えられるファイルのバージョンを確認したい場合など、修正プログラムをインストールせずに展開できると便利なことがあります。修正プログラムには、コマンドラインでオプションを指定して実行することで、メッセージを表示せずに適用を行ったり、適用後に再起動が強制的に行われるのを禁止したりできます。こうした修正プログラムのいわば付加機能を用いて、インストールせずに展開することが可能です。具体的には、以下の手順で展開を行います。

  1. 修正プログラムをマイクロソフトのダウンロード・センターなどから、適当なローカル・フォルダにダウンロードします。
  2. コマンド・プロンプトで/xオプションを付けて修正プログラムを実行します。一部、Internet ExplorerやOffice向けの修正プログラムでは、/cオプションとなります。オプション一覧を表示させたければ、/?オプションを付けて実行すると、簡単なヘルプが表示されます。ただし、「インストールせずに展開」は非公開のオプションになっており、このヘルプには記載されていません。
  3. 展開先のフォルダを指定するダイアログ・ボックスが表示されるので、ここにフォルダ名を指定します。修正プログラムによっては、[追加使用許諾契約]ダイアログ・ボックスが表示される場合があります。この場合、[はい]ボタンをクリックすると、展開先のフォルダを指定するダイアログ・ボックスが現れます。
  4. [OK]ボタンをクリックすると、3.で指定したフォルダに修正プログラムが展開されます。

 また、WinZipなどの圧縮・解凍ソフトウェアには、修正プログラムの展開が行えるものがあります。こうしたソフトウェアを用いた場合、コマンド・オプションなどを調べる必要もなく、ドラッグ&ドロップで展開が可能なので便利です。ご利用の圧縮・解凍ソフトウェアが修正プログラムの展開に対応しているか、確認しておくとよいでしょう。

 なお、修正プログラムによっては、展開機能がまったくなかったり、圧縮/解凍ソフトウェアでも展開できなかったりするものもあります。例えば、拡張子が.MSIあるいは.MSPの修正プログラムは、通常は展開できません。

 
 
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