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HotFix Report
/UpdateEXPERT TIPS/

■[UE 6.1]リーフ エージェントをネットワーク経由でインストール方法
 UpdateEXPERT 6.1では、管理対象コンピュータにインストールすることで、通常のWindowsリモート・システム管理機能を使用できないセキュリティ環境でも、修正プログラムの適用などが可能な「リーフ エージェント」と呼ばれるオプション・コンポーネントが提供されている。リーフ エージェントは、マスター エージェントからの指示に従ってコンピュータ上でリモート・システム管理機能を実行する。リーフ エージェントを使うことで、Microsoft Windowsネットワークで使用されるTCPポート/UDPポートをブロックした環境でも、リモートによる修正プログラムの適用が可能になる。

 リーフ エージェントをネットワーク経由でインストールするには、インストール先のファイアウォールなどを一度無効にしたり、あるいはVPNで接続したりして、Microsoft Windowsネットワークを利用できるようにする必要がある(これが許容できない場合は、ローカルからインストールするしかない)。その後、以下の作業を行う。

  1. UpdateEXPERTコンソールの[ファイル]-[エージェント]−[インストール ウィザード]メニューを選択し、[インストール ウィザード]を起動する。
  2. [インストール ウィザード]の「ローカルまたはリモート エージェントのインストール」で「リモート」を選択し、インストール先のコンピュータ名またはIPアドレスを「ホスト」に入力する。この際、名前解決ができないような環境ではIPアドレスで指定する。逆にDHCPなどでIPアドレスが変更になるような環境では、名前解決によってコンピュータ名が指定できるようにする必要がある。また、「ポート」は初期設定では「9968」になっているが、ファイアウォールでポートが開けることが可能な値を指定する必要がある。
  3. 次の「マスターまたはリモート エージェントのインストール」では、「新規インストール」と「リーフ」を選択する。またリーフ エージェントの接続先となるマスター エージェントのコンピュータ名またはIPアドレスを、「ホスト」に指定する。「ポート」は、2.で指定したポート番号を入力する。
  4. 次の「エージェントのインストール」では、2.で指定したインストール先にリーフ エージェントのインストールと設定が行われる。
  5. UpdateEXPERTコンソールを起動し、[ネットワーク]ペインのインストール先に指定した管理対象コンピュータのアイコンが人の顔が付いたものに変わっていることを確認する。
  6. 設定開始前に無効にしたファイアウォールなどの設定を戻し、再びUpdateEXPERTコンソールで管理対象コンピュータのクエリが実行できるか確認する。

 以上でリーフ エージェントのインストールは完了する。アンインストールする場合は、[ネットワーク]ペインで管理対象コンピュータを右クリックし、メニューから[リーフ エージェントのアンインストール]を選択すればよい。

 なおリーフ エージェントの利用には、環境の整備が必要となるため、アップデートテクノロジーでは、リーフ エージェントについては原則としてサポートの対象外としている。リーフ エージェントを導入する際は、事前に十分な検討やテストを行った上で作業を開始してほしい。

 
 
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