■[UE 6.1]「ユーザー アカウントの個別指定」が正しく動作していることを確認する方法
UpdateEXPERT 6.1では、管理対象コンピュータごとにユーザー・アカウントを指定できる「ユーザー アカウントの個別指定」機能が実装されている(「UpdateEXPERT
TIPS [UE 6.1]認証アカウントの設定方法」参照)。この機能を利用することで、管理対象コンピュータごとに、異なるユーザー・アカウントを設定できるが、特に設定が行われていることを示すアイコンなどは付かない。そのため、ユーザー・アカウントを設定したこと自体を忘れてしまうことがある。セキュリティ対策などから管理対象コンピュータのパスワードを変更したり、設定したユーザー・アカウントが削除されたりすると、突然クエリができなくなり困惑することになる。
ユーザー・アカウントを設定したかどうか分からなくなった場合、以下の手順で確認することが可能だ。
- UpdateEXPERTコンソールの[ファイル]−[エージェント]−[設定]メニューを選択し、[エージェントの設定]ダイアログを開く。
- 管理対象コンピュータを管理しているマスター エージェントを選択(設定テンプレートを利用している場合は「設定テンプレート」)し、[ログ]タブをクリックし、「認証ログ」のみをチェックする(ほかのチェックは外しておいた方が分かりやすい)。
- [OK]ボタンをクリックし、[エージェントの設定]ダイアログを閉じる。
- [表示]−[ログ]メニューを選択し、[ログ ウィンドウ]を開く。
- [ネットワーク]ペインで確認したい管理対象コンピュータを右クリックし、メニューから[クエリ]を選択して、クエリを実行する。
- [ログ ウィンドウ]を確認し、以下のような表示がされたらユーザー・アカウントの個別指定が行われている。ログはカンマ(,)区切りで、日付,時刻,プロセスID,スレッドID,メッセージの順となっているので、メッセージの部分を見ればよい。
2005/08/31,00:00:00,342,01012,02008,成功: 192.168.0.10
への認証 (ユーザー: ueuser) |
または
2005/08/31,00:00:00,342,01012,02008,失敗: ログオン失敗:
ユーザー名を認識できないか、またはパスワードが間違っています。 192.168.0.10 への認証 (ユーザー: ueuser)
|
もし、ログオンに失敗していた場合、何らかの理由により「ユーザー アカウントの個別指定」機能で指定したアカウントでは管理対象コンピュータにログオンできないことを意味しているので、再度、管理者権限でログオン可能なユーザー・アカウントとパスワードを指定する。なお[エージェントの設定]−[認証]タブで指定したユーザー・アカウントが利用されている場合、ログには何も表示されない。
・UpdateEXPERT TIPS [UE 6.1]認証アカウントの設定方法:
http://www.hotfix.jp/archives/uetips/2004/uetips04-29.html
・UpdateEXPERT TIPS [UE 6.1]ログ・ファイルの読み方:
http://www.hotfix.jp/archives/uetips/2005/uetips05-06.html
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