■[UE 6.1]指定日時にクエリを実行する方法
UpdateEXPERTでは、修正プログラムの適用をスケジュールする前に「クエリ」を実行し、管理対象コンピュータの修正プログラム適用状態を把握する必要がある。クエリでは、管理対象コンピュータのレジストリやファイルのバージョンなどをチェックし、どの修正プログラムが適用済みなのかなどを把握する。
ネットワークの状態にもよるが、管理対象コンピュータの台数が多いとクエリするだけでも数十分かかる。修正プログラムの適用作業を迅速に行うには、作業を行う前日の夜間に自動でクエリを実行しておくとよい。その際、管理対象コンピュータの電源がオンになっている必要があるので、事前にアナウンスしておくか、Wake-On-LANなどを利用して電源がオンになるように設定しておくとよいだろう。
自動的にクエリを実行させるには、UpdateEXPERTコンソールの[ファイル]−[エージェント]−[設定]メニューを選択し、設定テンプレートを利用している場合は、左側のペインで「設定テンプレート」を選択した後、[エージェントの設定]の[一般]タブをクリックし、「バックグラウンド
クエリの設定」の「バックグラウンド クエリ」をチェックする。その後、「以下の曜日の指定した時刻」に希望する曜日と時間を設定すればよい(マスターエージェントごとに設定したい場合は、左側のペインでマスターエージェントを選択して同じように設定する)。毎週作業を行う場合は、この状態にしておけばよいが、月に1回決まった日に作業を行うような場合は、翌日にチェックを外しておくとよい。
バックグラウンド クエリの実行間隔を短くしすぎると、前回のクエリが終わらないうちに次のクエリが実行されてしまい、ネットワークに負荷をかけ続けるおそれがある。クエリにかかる時間は管理対象コンピュータの台数やネットワークの規模などによって大幅に異なるので、実際に調べて適切な間隔を設定しよう。
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