■[UE 6.1][修正プログラム]ペインに複数のレコードが表示された場合の対処方法
通常、Windows OSのコンポーネントは、新しいバージョンがインストールされると、古いバージョンに上書きされ、新しいバージョンに置き換わってしまう。すなわち「追加」ではなく「更新」されるわけだ。しかし、Microsoft
XMLコア・サービスなどのようにごく一部のコンポーネントは、複数のバージョンが共存可能で、新しいバージョンをインストールしても、古いバージョンがそのまま残ってしまう。このように複数のバージョンが共存可能なコンポーネントにおいて脆弱性が存在すると、それぞれのバージョンごとに対応する修正プログラムを適用しなければならない。
UpdateEXPERTでは、このようなコンポーネントに対して、[修正プログラム]ペインの該当するタブに、適用が必要な修正プログラムの数だけレコードを表示するようになっている(コンポーネントによっては、Windows
OSとOfficeに含まれることから、[OS]タブと[Office]タブに分かれて、同じ脆弱性に対する修正プログラムのレコードが表示されることもある)。そのため、1つの脆弱性に対して、複数のレコードが表示されることがある。このような場合、すべてのレコードで修正プログラムの適用を行い、すべてのインストール・ステータス・アイコンを緑色に点灯させるまで脆弱性は解消されない。同じ脆弱性の名前が付いた修正プログラムのレコードが複数存在した場合は、すべて適用するようにしよう。
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