■[UE 6.1]マスター エージェントが使用しているポート番号を変更する方法
UpdateEXPERT 6.1は大別すると、管理者が操作を行うコンソールと、管理対象コンピュータのクエリや修正プログラムの適用などを実行するマスター
エージェントにコンポーネントが分かれている。コンソールとマスター エージェントは異なるコンピュータにインストールすることが可能で、複数のマスター エージェントを1つのコンソールでつなぎ変えながらコントロールしたり、逆に1つのマスター
エージェントを複数のコンソールでコントロールしたりすることが可能だ。
その際、コンソールとマスター エージェント間の通信には、特定のTCPのポート番号(デフォルトでは9968)が利用される。ファイアウォールの設定の都合などにより、設定済みのポート番号を変更するには、マスター
エージェントを実行しているコンピュータの以下のレジストリ・キーのデータを変更する必要がある。ただし、リーフ エージェントと接続済みのマスター エージェントでは、その接続ポート番号を変更するとリーフ
エージェントが削除できなくなる可能性がある。
キー |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\St. Bernard Software\
UpdateEXPERT\6.0\UEAgent\Settings\AgentMap\Agents\0\Data |
名前 |
Info(文字列) |
データ |
NAME:9968 |
名前「Info(文字列)」のデータが、「NAME(マスター エージェントのコンピュータ名):ポート番号」となっているので、ポート番号の部分を変更したい番号に書き換えればよい。その後、以下のコマンドを[ファイル名を指定して実行]で実行して、UEAgentサービスを再起動する。
net stop UEAgent |
net start UEAgent |
コンソールを起動するとマスター エージェントへの接続プロンプトが表示されるので、ホスト名としてマスター エージェントがインストールされている「コンピュータ名」を、接続するポート番号には書き換えた番号を入力すればよい。コンソールとマスター
エージェントの接続が成功すれば、以降、接続プロンプトは表示されない。
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