■[UE 6.1]Windows XP SP2の管理対象コンピュータに管理警告を送信できるようにする方法
UpdateEXPERTでは、Windows OSのMessengerサービス(MSN Messengerなどとは異なる標準サービス)を利用して、管理対象コンピュータに対して警告などを送信することができる。例えば、緊急でお昼休みに修正プログラムの適用を開始したいような場合、管理対象コンピュータに対して、「お昼休みに修正プログラムを適用します。電源をオフにしないでおいてください」といったメッセージをポップアップ・ダイアログで表示させることが可能だ。
方法は、[ネットワーク]ペインでメッセージを送信したい管理対象コンピュータを選択(複数可能)し、右クリック・メニューの[管理警告の送信]を選択し、ダイアログに表示させたいメッセージを入力すればよい。[OK]ボタンをクリックすると、すぐに選択した管理対象コンピュータ上にポップアップ・ダイアログによってメッセージが表示される。
しかしMessengerサービスは、IPアドレスが分かると、だれでもメッセージが送信できることから、悪用されることが指摘されていた。そこで、Windows
XP SP2においては、Messengerサービスがデフォルトでオフになってしまった。
これによりUpdateEXPERTにおいても、Windows XP SP2の管理対象コンピュータに対しては、以下のようなエラー・メッセージが表示され、デフォルトでは管理警告が送信できない。
以下のコンピュータにメッセージを送信できませんでした:
<管理対象コンピュータ名>:サービスが開始していません。 |
Windows XP SP2にも管理警告を送信できるようにするには、管理対象コンピュータ側(Windows XP SP2)の[管理ツール]−[サービス]を開いて、名前「Messenger」のサービスの設定を変更すればよい。具体的には、「スタートアップの種類」を「自動」にし、「サービスの状態」の[開始]ボタンをクリックして、サービスを開始する。
ただし上記のように、Messengerサービスが開始されている状態では、だれでもメッセージが送信可能になるので、管理警告の必要性などを十分に検討した上で、設定を変更した方がよい。 |