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HotFix Report
/セキュリティ用語/

■RSA(Rivest-Shamir-Adleman)
 公開鍵暗号方式を使用するデータ暗号化技術の1つ。

 RSAは、このデータ暗号化方式を考案したロナルド・リベスト(Ronald Rivest)氏、アディ・シャミア(Adi Shamir)氏、レオナルド・エーデルマン(Leonard Adleman)氏らのラスト・ネームの頭文字をとったもので、1978年に開発された。

 RSA暗号化方式の基本的なアイデアは、大きな合成数(素数ではない自然数)の素因数分解が困難であるということに基づいている。鍵ペア(公開鍵と秘密鍵)を作成して、公開鍵を平文の暗号化に使用する鍵として公開する。公開鍵は、大きなけた数の素数2個の積(合成数)によって生成する。この際の素数2個が秘密鍵となり、暗号文の復号に使用する鍵ということになる。合成数から、秘密鍵となる2つの素数を割り出すことが難しいため、暗号文は簡単に復号できない。

 ただし素因数分解は困難ではあれ、不可能ではない。したがってRSA暗号化方式の安全性は、その時点において、現実的な時間内で素因数分解を実行できないという期待の上に成り立っている。コンピュータの計算能力は飛躍的に向上しているため、この仮説は常に正しいというわけではないが、これに対しRSAでは、公開鍵となる合成数を大きくすることで、安全性を維持するようになっている。

 
 
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