■プライバシーマーク(Pマーク)
個人情報の保護体制を整備していることを示すマーク。
財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)が実施している「プライバシーマーク制度」に基づき、個人情報の保護体制が整備されていることが審査により、認められると、「プライバシーマーク」の使用が許可される。取得費用は、30万〜120万円(事業者の規模によって異なる)となっている。
プライバシーマークは、「個人情報の保護に関する法律」ならびに日本工業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」に適合していることを基準に審査が行われる。審査には、事業所などの現地審査のほか、代表者に対するインタビューなどが含まれる。
2007年5月28日現在、プライバシーマークの使用許諾を受けている事業者は、7564社となっている。なおプライバシーマークの1回の認定による有効期間は2年間で、更新の手続きによって2年間ごとに更新が必要となる。
プライバシーマークは、個人情報の保護体制のみを対象とした認証制度であることから、ISMSなどの認証制度と比較して、比較的取得が容易であるとされている。また取得後、更新時の2年後まで対外的なチェックが働かないことから、取得後に管理体制が甘くなっている事業者の存在も指摘されている。
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