詳細:
IEEE 802.1x認証方式を使用した無線LANへの接続に時間がかかる不具合は、Wireless Zero Configurationサービスの開始に起因します。Wireless
Zero Configurationサービスが利用するNETMANコンポーネントが起動時に読み込まれていないため、Wireless Zero Configurationサービスの開始に時間がかかります。
WPAのデフォルトで弱い暗号化方式を選択する不具合は、無線LANクライアントがTKIP(Temporary Key Integrity Protocol)暗号化方式またはAES(Advanced
Encryption Standard)暗号化方式のどちらかで接続できる場合に発生します。
このほか、ユニキャスト転送でAES暗号化方式を使用し、ブロードキャスト転送でTKIP暗号化方式を使用するように設定したアクセス・ポイントを使用している場合にWPAが正常に機能しないという不具合もあります。
なお2003年11月11日現在、修正プログラムに含まれるインストーラ「Update.exe」は、不具合が報告されているバージョン「5.3.23.4」です。そのため、修正プログラムが再リリースされる可能性があります。Update.exeの不具合については、HotFix
Reportのホームページを参照してください。
・HotFix Reportのホームページ(特定条件下で修正プログラム適用後の再起動が正しく行われないインストーラの不具合):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2003/news03-1105.html
修正プログラムを入手するには、以下のダウンロード・ページで「日本語」を選択してダウンロードしてください。
・修正プログラム(WindowsXP-KB826942-x86-JPN.exe)のダウンロード:
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=5039EF4A-61E0-4C44-94F0-C25C9DE0ACE9
またDA Labで調査した限り、この修正プログラムは「マイクロソフト サポート技術情報:815485(Windows XP の WPA ワイヤレス
セキュリティ アップデートの概要)」の修正プログラムQ815485_WXP_SP2_x86_JPN.exeを含みます。つまりWindowsXP-KB826942-x86-JPN.exeは、Q815485_WXP_SP2_x86_JPN.exeの「更新版」に相当すると思われます。
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