詳細:
「サポート技術情報:828026」では、一部のURLスクリプト・コマンドが正常に機能しなくなるという不具合が発生することが報告されており、その不具合を解消した修正プログラムも「サポート技術情報:832353(「サポート技術情報」の資料828026に記載されているWindows
Media Playerの更新を適用後、一部のURLスクリプト コマンドが機能しない)」で提供されています。ただし、「サポート技術情報:832353」の修正プログラムが内蔵するインストーラのUpdate.exeは、不具合のあるバージョン「5.3.23.4」です。
・サポート技術情報 832353(「サポート技術情報」の資料828026に記載されているWindows Media Playerの更新を適用後、一部のURLスクリプト
コマンドが機能しない):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;832353
・HotFix Weekly 2004/01/28日版(「サポート技術情報:828026」の修正プログラム適用後、Windows Media Playerの一部のURLスクリプト・コマンドが機能しなくなる不具合):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2004/news04-0128.html#01
今回の再リリースでマイクロソフトは、なぜか「サポート技術情報:828026」の不具合を解消した「サポート技術情報:832353」の修正プログラムが内蔵するインストーラを変更せずに、不具合の残る「サポート技術情報:828026」の方を更新しています。本来ならば、「サポート技術情報:828026」の修正プログラムは提供を止め、「サポート技術情報:832353」のインストーラをバージョンアップしたものを、再リリースするべきです。なぜ古い方を再リリースしたのか、理由は不明です。
今回の修正対象であるインストーラの不具合とは、ユーザー権利の[プログラムのデバッグ]を「無効」に設定していると、修正プログラム適用後の再起動が正しく行われない場合があるというものです。しかしローカル・ポリシーやグループ・ポリシーで、[プログラムのデバッグ]の権限を変更していなければ、デフォルト設定の状態ではインストーラの不具合が影響することはありません。
従って特に理由がなければ、今回のものではなく、「サポート技術情報:828026」の不具合が解消されている「サポート技術情報:832353」の修正プログラムを適用することをおすすめします。
・サポート技術情報 830846(Windows Updateのインストール中、応答が停止するか、大部分またはすべてのCPUリソースが消費される):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;830846
・HotFix Weekly 2003/11/05日版(特定条件下で修正プログラム適用後の再起動が正しく行われないインストーラの不具合):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2003/news03-1105.html
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