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更新日:2004/06/16


不具合ならびに追加情報

情報の種類 セキュリティ番号 タイトル
不具合 −/− Internet Explorerの未解消の脆弱性について
不具合 −/− RealPlayerで任意のコードが実行可能となる危険性
不具合 −/− そのほかの不具合情報
 
[追加情報]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
Internet Explorerの未解消の脆弱性について
情報ソース セキュリティ関連の掲示板など
情報の内容 Internet Explorerの未解消の脆弱性
条件 Internet Explorerの利用
報告日 2004年6月10日

 セキュリティ関連の掲示板などによると、Internet Explorer(IE)の未解消の脆弱性を悪用し、ポップアップ広告を表示するツール・バーを自動インストールするアドウェア業者が存在することが明らかになった。また、IE 6.0のアドレス・バーを偽装できる脆弱性の新たな手法が公開されている。

・eEye Digital Security('Zero-Day' Internet Explorer Flaw Detected):
http://www.eeye.com/html/research/alerts/AL20040610.html

・Secunia(Internet Explorer Security Zone Bypass and Address Bar Spoofing Vulnerability):
http://secunia.com/advisories/11830/

 これらの脆弱性は、すでにセキュリティ・ベンダが報告しているもののバリエーションであり、新規に発見されたものではない。しかし広く攻撃手法が公開されている上、アドウェア業者のように脆弱性がすでに悪用されているので、危険性は高まっているといえる。

 IEには未解消の脆弱性が20個以上も報告されおり、修正プログラムが間に合っていないのが現状だ。IEの脆弱性は、攻撃が仕掛けられたWebサイトに訪問しなければ、ほとんどの場合悪用されることはない。攻撃を受けないためには、怪しいサイトへのリンクはクリックしない、アドレス・バーの表示を信じない、といった日ごろからの注意が重要となる。またIEの脆弱性を悪用してツール・バーをインストールするような攻撃は、多くの場合、ウイルス対策ソフトウェアによって防御が可能だ。各クライアントにも、ウイルス対策ソフトウェアを導入するようにしたい。

情報の対象:
 Internet Explorer
   
[不具合情報]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
RealPlayerで任意のコードが実行可能となる危険性
情報ソース RealNetworks/eEyeなど
情報の内容 RealOne Player/RealPlayerの脆弱性
条件 RealOnePlayer/RealPlayerの利用
報告日 2004年6月9日

 RealNetorksは、同社のストリーミング・プレイヤー・ソフトウェア「RealOne Player/RealPlayer(以下、RealPlayer)」において、攻撃者により任意のコードが実行される脆弱性があることを明らかにした。また同時にRealPlayerに対する修正プログラムの提供を開始している。

 脆弱性の対象となるのは以下のRealPlayerである。

製品名 対象言語
RealOne Player 英語版
RealOne Player v2 すべての言語版
RealPlayer 10 英語版、ドイツ語版、日本語版
RealPlayer 8 すべての言語版
RealPlayer Enterprise すべての言語版

・リアルネットワークス(RealNetworks, Inc. がセキュリティ脆弱性に対応するアップデートをリリース):
http://service.real.com/help/faq/security/040610_player/JA/

 RealPlayerは、Windows Media Playerとともにストリーミング再生ソフトウェアとして広く利用されている。RealPlayerをインストールしている場合は、以下の手順に従い至急修正プログラムを適用すること。

・RealOne PlayerとRealPlayer 10の場合
 RealOne PlayerとRealPlayer 10を利用している場合は、以下の手順で修正プログラムの適用が可能だ。

1. [ツール]メニューの[アップデートをチェック]を選択する。 2. 表示されたダイアログ ボックスにて[セキュリティアップデート - 2004 年 6 月]をチェックする。 3. [インストール]ボタンをクリックし、修正プログラムをインストールする。

 修正プログラムが適用できたかどうかは、再び[アップデートをチェック]を開き、[セキュリティアップデート - 2004 年 6 月]が表示されないことで確認する。

・RealPlayer 8とRealPlayer Enterpriseの場合
 RealPlayer 8に対しては修正プログラムの提供はなく、RealPlayer 10にバージョンアップ後、修正プログラムを適用する必要がある。またRealPlayer Enterpriseの場合は、RealNetworksカスタマサポートへの問い合わせが必要だ。

情報の対象:
 RealOne Player
 RealOne Player v2
 RealPlayer 10
 RealPlayer 8
 RealPlayer Enterprise

詳細:
 eEye Digital Securityのレポートによれば、RealPlayerのプラグイン・コンポーネント「embd3260.dll」に脆弱性が存在する。特別に細工されたHTMLファイルを埋め込んだストリーミング・ファイルを再生すると、ヒープ・オーバーフローが引き起こされ、任意のコードが実行可能となる危険性がある。

 攻撃が仕込まれたWebページへのアクセスによって攻撃が実行される危険性もあるので、RealPlayerをインストールしている場合は至急、修正プログラムを適用したい。

・eEye Digital Security(RealPlayer embd3260.dll Error Response Heap Overflow):
http://www.eeye.com/html/research/advisories/AD20040610.html

   

■そのほかの不具合/追加情報

・サポート技術情報 835962(Exchange Server 2003で埋め込みのDDA値を含む長いアドレスを処理中にMTAが突然終了する):[Exchange Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;835962

・サポート技術情報 833817(Store.exeが突然終了し、Exchange Server 2003コンピュータ上のどのメールボックスにもアクセスできない):[Exchange Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;833817

・サポート技術情報 826253(Exchange Server 2003を実行しているコンピュータでOutlook Web Accessのメッセージの添付ファイルが失われる):[Exchange Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;826253

・サポート技術情報 823597(複数のプロセッサを使用するExchangeサーバーでインフォメーション ストアの応答が停止する):[Exchange 2000 Server][Exchange Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;823597

 

・HotFix Report マイクロソフト・サイト更新情報(テスト運用中):
http://www.hotfix.jp/msupdate/mssite/index.html

 

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