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■Office 2003 SP1はアンインストールできない
Office 2003 SP1は、一度インストールすると、アンインストールができないので注意が必要だ。SP1をインストール後、不具合などが発生し、Office
2003 SP未適用に戻す場合は、Office 2003をアンインストールし、インストールCDからOffice 2003 SP未適用を再インストールする必要がある。大規模にOffice
2003 SP1を展開する前に、十分な検証を行いたい。
・サポート技術情報 873125(Office 2003製品に適用したService Pack 1は削除できない):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;873125
■Officeインターネット予定表空き時間情報サービスが利用できなくなる
「サポート技術情報:842166」では、Office 2003 SP1をインストールすると、「Microsoft Officeインターネット予定表空き時間情報(OIFB)サービス」にアクセスするすべてのOutlook
2003の機能が利用できなくなると報告している。OIFBサービスは、インターネットを介して、予定表の空き時間を共有可能にするマイクロソフトのサービスである。
Office 2003 SP1をインストールすると、Outlook 2003上のOIFBサービスに関するエントリ・ポイントが削除されるか、利用できなくなる。これは、OIFBサービスが2004年内に終了する予定であることが原因である。以下の方法で、OIFBサービスの代替策が利用できる。
- 読み取り/書き込みアクセス許可のあるサーバで、空き時間情報を公開する。
- MSN Premiumアカウントで、Microsoft Office Outlook Connector for MSN を利用して空き時間情報を共有する。
・サポート技術情報 842166(Office 2003 Service Pack 1を適用すると、Microsoft Officeインターネット予定表空き時間情報サービス機能が削除される):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;842166
■IME 2003にSP1をインストール後、再起動しないとコンピュータがハングアップする可能性がある
「サポート技術情報:883387」では、Office 2003 SP1やOneNote SP1をインストールし、IME 2003をSP1レベルに更新した後、コンピュータの再起動を行わずにログオフ/ログオンを繰り返すと、コンピュータがハングアップ(応答しなくなる)する場合があると注意している。SP1をインストール後、一度でも再起動を行っていれば、この不具合は発生しないとしている。
・サポート技術情報 883387(IME 2003をService Pack 1レベルに更新を行った場合にはコンピュータの再起動が必要):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;883387
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