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更新日:2004/10/06


不具合ならびに追加情報

情報の種類 セキュリティ番号 タイトル
脆弱性 −/− RealPlayer 10.5などに任意のコードが実行可能となる脆弱性
追加 MS04-028/833987 MS04-028の脆弱性を悪用した攻撃が確認
脆弱性 −/− Firefoxの脆弱性により、ダウンロード・ディレクトリからファイルが削除される危険性
不具合 −/− そのほかの不具合情報
 
[脆弱性情報]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
RealPlayer 10.5などに任意のコードが実行可能となる脆弱性
情報ソース RealNetworks
情報の内容 RealPlayerの脆弱性
条件 RealPlayer 10/8、RealOne Player v1/v2、Helix Playerの利用
報告日 2004年9月28日

 RealNetworksは、同社のストリーミング・プレイヤー・ソフトウェア「RealPlayer 10/8」「RealOne Player v1/v2」「Helix Player」(以下、RealPlayer)に複数の脆弱性が存在し、攻撃者が任意のコードを実行する危険性があることを明らかにし、対策済みバージョンの提供を開始した。

 脆弱性の対象となるのは以下のRealPlayerである。

製品名 対象言語
RealPlayer 10.5 (6.0.12.1040) 英語
RealPlayer 10.5 ベータ版 (6.0.12.1016) 英語
RealPlayer 10 すべての言語版
RealOne Player v2 すべての言語版
RealOne Player v1 すべての言語版
RealPlayer 8 すべての言語版
RealPlayer Enterprise 英語
Mac用RealPlayer 10 ベータ版 英語
Mac用RealPlayer 10 ベータ版 英語
Mac用RealOne Player 英語
Linux用RealPlayer 10 英語
Helix Player 英語

・リアルネットワークス(RealNetworks, Inc.、セキュリティ脆弱性に対応するアップデートをリリース):
http://service.real.com/help/faq/security/040928_player/JA/

 今回明らかになった脆弱性は、以下の3種類の攻撃が可能なものだ。

  • 細工したrmファイル(RealMediaファイル)をローカル・ドライブから実行すると、RealPlayerが壊され、コンピュータ上で任意のコードが実行される。
  • 細工されたWebページにアクセスすると、不正な呼び出しによってEmbedded Playerが壊され、コンピュータ上で任意のコードが実行される。
  • 細工されたWebページにアクセスしたり、rmファイルを再生したりすると、攻撃者に知られているパス内にあるファイルが削除される。

 RealPlayerは、Windows Media Playerとともにストリーミング再生ソフトウェアとして広く利用されている。RealPlayerについては、6月にも任意のコードが実行可能な脆弱性が報告されており、古いRealPlayerは攻撃対象となりやすい状態となっている。RealPlayerをインストールしている場合は、対策済みの最新版をインストールするべきだ。

・HotFix Report(RealPlayerで任意のコードが実行可能となる危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2004/news04-0616.html#02

情報の対象:
 RealPlayer 10/8
 RealOne Player v1/v2
 Helix Player
   
[追加情報]
 
HotFix Alert:
MS04-028
 
セキュリティ番号:
MS04-028
 
サポート技術情報:
833987
MS04-028の脆弱性を悪用した攻撃が確認
情報ソース セキュリティ関連掲示板など
情報の内容 MS04-028の脆弱性を悪用したJPEGファイルを確認
条件 MS04-028の修正プログラム未適用のWindows XP SP未適用/SP1/SP1a
報告日 2004年9月27日

 セキュリティ関連の掲示板などによれば、MS04-028の脆弱性を悪用したJPEGファイルが画像掲示板などで公開されたことを報告している。またMS04-028の脆弱性を攻撃するJPEGファイルを容易に作成可能な「JPEG Downloader」というツールが公開された。このツールは、JPEGファイルを実行すると、指定したURLからファイルをダウンロードし、実行するというものだ。このツールを利用することで簡単にウイルスが作成可能となるため、興味本位で作成されたウイルスが配布される危険性が高くなっている。

 またすでにAIM(AOLインスタント・メッセンジャー)を使い、細工したJPEGファイルが置かれたWebサイトに誘導する攻撃や、同様の仕組みを用いたウイルスが確認された、という報告もある。実証コードの種類も増えていることから、今後とも十分な注意が必要だ。

情報の対象:
 Windows XP SP未適用/SP1/SP1a
   
[脆弱性情報]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
Firefoxの脆弱性により、ダウンロード・ディレクトリからファイルが削除される危険性
情報ソース Mozilla Foundation
情報の内容 Firefoxでダウンロード・ディレクトリからファイルを削除される危険性
条件 Firefox Preview Releaseの利用
報告日 2004年10月1日

 Mozilla Foundationは、Webブラウザ「Firefox Preview Release」に脆弱性が存在し、ダウンロード・ディレクトリからファイルが削除される危険性があることを明らかにした。同団体はすでに、この脆弱性を解消する修正プログラムと、脆弱性が修正済みのバージョン(Firefox 0.10.1)の提供を開始している。

・Mozilla Japan(Firefox の重要なセキュリティアップデートを公開):
http://www.mozilla-japan.org/press/foundation-2004-10-01-02.html

 Mozilla Foundationは、今回見つかったFirefoxの脆弱性を「潜在的に危険なセキュリティ脆弱性だが、潜在的な危害をもたらすにはユーザーによる操作が必要である」としており、詳細については明らかにしていない。報道によれば、細工したリンク・フォーマットによって、ダウンロード・フォルダのファイルが削除されてしまうというもので、任意のコードが実行されるような危険性はないようだ。

 脆弱性を回避するには、以下のページから最新版をダウンロードしてインストールする。またFirefox Preview Releaseを利用している場合は、画面右上に表示されるアップデート・アイコンをクリックして修正プログラムを適用する(表示されていない場合は、「Firefox の重要なセキュリティアップデートを公開」ページの「ここから直接パッチをインストール」をクリックする)。

・Mozilla Japan(Firefoxの製品紹介ページ):
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/

 なお修正プログラムの適用には、Firefoxの「信頼できるWeb サーバのリスト」に「ftp.mozilla-japan.org」を追加する必要がある。具体的には、以下の手順でリストに追加する。

  1. Firefoxの[ツール]−[オプション]メニューを選択する。
  2. [オプション]ダイアログの「Web機能」を選択し、「Webサイトによるソフトウェアのインストールを許可する」をチェックする。
  3. 「Webサイトによるソフトウェアのインストールを許可する」の右側の[許可サイト]ボタンをクリックする。
  4. [許可サイト]ダイアログの「サイトのアドレス」に「ftp.mozilla-japan.org」を入力し、[許可]ボタン、[OK]ボタンを順番にクリックする。

 インストール後は、Firefoxを再起動する必要がある。修正プログラムが適用されたかどうかは、Firefoxの[ヘルプ]−[Mozilla Firefoxについて]メニューをクリックし、画面の下側が「Firefox/0.10.1」(適用前は「Firefox/0.10」)となっていることを確認する。

Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.0; rv:1.7.3)
Gecko/20040913 Firefox/0.10.1
注意)「Gecko/20040913」はビルド日なので、上記とは異なる可能性もある。
情報の対象:
 Firefox Preview Release
   

■そのほかの不具合/追加情報

・サポート技術情報 885624(Windows XP ベースのコンピュータを起動すると 1 つ以上の USB デバイスが機能しなくなる):[Windows XP]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;885624

・サポート技術情報 886778(Windows XP SP2 を適用すると Web ページで文字化けが発生する):[Windows XP SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;886778

・サポート技術情報 886947(Windows XP Service Pack 2で休止からの復帰時にi8042prtでID:40のイベントログエラーが発生することがあります):[Windows XP SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;886947

・サポート技術情報 873170(優先ワイヤレス アクセス ポイントに接続中でもアドホック ワイヤレス ネットワークに切り替わることがある):[Windows XP]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;873170

・サポート技術情報 886249(Windows XPでBluetoothデバイスを突然切断すると、応答がないことを示すエラー メッセージが表示される):[Windows XP]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;886249

・サポート技術情報 885364(Windows XPで、Bluetoothデバイスの一覧に追加したカムコーダがオーディオ デバイスとして認識されることがある):[Windows XP]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;885364

・サポート技術情報 887081(ファイル検索時に同一ファイルが二度表示される):[Windows XP]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887081

・サポート技術情報 887086(システム フォルダが重複する現象):[Exchange Server 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887086

・サポート技術情報 887079(ハイパーリンクをクリックしても ハイパーリンク先のTIF ファイルが表示されない):[Office XP][Office 2003]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887079

・サポート技術情報 887022(基本認証サイトへ URL にユーザー ID とパスワードを含めて接続した場合の動作について):[IE 6.0 SP未適用][IE 6.0 SP1]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887022

・サポート技術情報 887233(Windows XP SP2 にアップグレード後 Outlook Express 6 を起動するとメインユーザーのパスワードを求められる):[Windows XP SP2][Outlook Express 6]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887233

・サポート技術情報 887326 (特定のWindows XP SP2環境でIntel Indeo video 5.10コーデックを利用できない):[Windows XP SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887326

 

・HotFix Report マイクロソフト・サイト更新情報(テスト運用中):
http://www.hotfix.jp/msupdate/mssite/index.html

 

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