このページは、HotFix Reportで配信されたセキュリティ情報のバックナンバーです。「更新日」に明記された時点での情報ですのでご注意ください。ご購読の申し込みは「HotFix Report購読の申し込み」 をご参照ください。

トップページ サービスの詳細 セキュリティ情報 購読の申し込み
 

更新日:2005/02/02


不具合ならびに追加情報

情報の種類 セキュリティ番号 タイトル
不具合 −/893197 Outlook Express 6 SP2において特定条件下で作成したメッセージが途切れる不具合
サポート −/− 偽造Windowsでのダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限するプログラムを開始
不具合 −/− そのほかの不具合情報
 
[不具合]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
893197
Outlook Express 6 SP2において特定条件下で作成したメッセージが途切れる不具合
情報ソース マイクロソフト
情報の内容 Outlook Express 6 SP2の不具合
条件 ASCII文字以外の文字の使用
報告日 2005年1月27日

 マイクロソフトは、Windows XP SP2に付属するOutlook Express 6 SP2に特定の条件で作成したメッセージが途切れて、削除されてしまう不具合があることを明らかにした。

・サポート技術情報 893197(Outlook Express で ASCII 文字以外の文字を使用すると本文が切れてしまう):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;893197

 不具合が発生するのは、Outlook Express 6 SP2の既定のエンコードを「Unicode(UTF-8)」に変更(デフォルトはJIS)しており、メッセージを「リッチテキスト(HTML)」で作成している場合だ。この設定で、ASCII文字以外(日本語など)を含む30行程度のメッセージを入力し、送信すると、本文の途中で切れてしまい、それ以降が削除されてしまう。

 DA Labでは、上記の条件で作成したメッセージが途切れることを確認した。マイクロソフトによれば、「サポート技術情報:887797」で提供されている修正プログラムを適用することで、この不具合も解消されるとしている。DA Labでも、修正プログラムを適用すれば、メッセージが途切れないことを確認した。

・サポート技術情報 887797(Windows 用 Outlook Express の更新プログラム):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887797

 「サポート技術情報:887797」の修正プログラムは、メールを分割するように配信するとヘッダ情報にBCCで指定したはずのメール・アドレスが含まれてしまう、といった不具合も解消される。Outlook Expressを利用している場合は、なるべく早く適用した方がよい。ただし、この修正プログラムを適用するには、事前にMS04-018の修正プログラムを適用しておく必要がある。

・TechNetセキュリティ情報MS04-018(Outlook Express 用の累積的なセキュリティ更新プログラム):
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms04-018.asp

情報の対象:
 Outlook Express 6 SP2
   
[サポート]
 
HotFix Alert:
 
セキュリティ番号:
 
サポート技術情報:
偽造Windowsでのダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限するプログラムを開始
情報ソース マイクロソフト
情報の内容 Windows Genuine Advantageプログラムの開始
条件 偽造ソフトウェアの利用
報告日 2005年1月27日

 マイクロソフトは、偽造ソフトウェアによるダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限する「Windows Genuine Advantage(WGA)プログラム」を拡大すると発表した。WGAプログラムでは、ダウンロード・センター/Windows Updateサイトにおいて、アクセス元のWindowsのライセンス確認を行い、正規のソフトウェアを利用している場合のみ、アクセス可能にするというものだ。

 WGAプログラムでは、ダウンロード・センターやWindows Updateサイトにアクセスした際に、参加の有無を確認するページが表示される。ここで参加を行うと、初めてWindowsのライセンス確認が行われる。参加が任意である場合、ここで参加を拒否しても、ダウンロード・センターやWindows Updateサイトへのアクセスは可能である。参加が必須である場合、ここで参加を拒否するとサイトへのアクセスも拒否される。

・マイクロソフト(偽造ソフトウェアのリスクからお客様を保護するグローバルな施策を発表):
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2181

 マイクロソフトは、2005年2月7日から、WGAプログラムを以下のように拡張するとしている。

  • ダウンロード・センターで提供されているコンテンツのうち、参加が任意であるWGAプログラムの対象製品に、20カ国語版のWindows XPを追加する(2004年9月の試験導入時点では英語版のみで実施)。
  • ダウンロード・センターで提供しているWindowsを対象としたコンテンツを順次プログラムの対象に含める。
  • ノルウェー語、チェコ語、簡体中国語版のWindowsを使用しているすべてのユーザーは、ダウンロード・センターの利用に際してWGAプログラムへの参加が必要となる。
  • WGAプログラムに参加した正規のWindowsユーザーには、Microsoft Photo Story 3 for Windowsなどのソフトウェアが提供される。

 なお2005年後半からは、全ユーザーを対象としてダウンロード・センターとWindows Updateサイトへのアクセスのすべてにおいて、WGAプログラムの参加が必須となる。ただしセキュリティ修正プログラムなどの重要度が高い項目に関しては、WGAプログラムへの参加の有無(正規版かどうかのチェックを行わず)にかかわらず、自動更新機能によってのみ提供を行うとしている。

情報の対象:
 Windows XP SP2
関連HotFix Report BBS関連スレッド:
・正規Windowsユーザー以外はダウンロードセンターが利用不可に
http://bbs.hotfix.jp/ShowPost.aspx?PostID=2322
   

■そのほかの不具合/追加情報

・サポート技術情報 883575(Outlook Web Access を Windows XP SP2 ベースのコンピュータで使用した場合の既知の問題):[Windows XP SP2]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;883575

・サポート技術情報 885264(Windows 2000 Server で Inetinfo.exe のプロセスがクラッシュと再起動を繰り返し、"イベント ID 7031" と "イベント ID 7034" のエラー イベントがシステム ログに繰り返し出力される):[Windows 2000 Server]
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;885264

 

UpdateEXPERTは、管理者の負担を大幅に軽減するHotFix管理ツールです。
HotFix Reportは、UpdateEXPERTユーザー向けの情報を含んでいます。UpdateEXPERTに関する詳細ならびにお問い合わせは、アップデートテクノロジー株式会社のホームページをご参照ください。
 
Copyright (C) Digital Advantage Corp.
このメールは、HotFix Reportにご登録いただいておりますユーザー様にお送りしています。
無断で複製・再配信などを行うことはできません。このメールに関する問い合わせ先
info@hotfix.jp
HotFix Reportでは、細心の注意を払って情報提供を行っておりますが、本サービスにおける情報の正確性、最新性、適切性などについて、明示的又は黙示的な保証を行いません。また本サービスの停止や欠陥、それらに起因して発生する損失や損害について、一切責任を負いません。