マイクロソフトは、2004年11月24日前後に「サポート技術情報:887742」「サポート技術情報:886677」で公開したWindows XP SP2の不具合を解消する修正プログラムをWindows
Updateと自動更新に登録した。
・サポート技術情報 887742:(Windows XP Service Pack 2 または Windows Server 2003 で Stop
エラー "Stop 0x05 (INVALID_PROCESS_ATTACH_ATTEMPT)" が表示される):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;887742
・サポート技術情報 886677:(Windows XP 上の Internet Explorer で Shift-JIS 文字エンコードを使用する
Web サイトを参照すると、2 バイト文字セット (DBCS) 文字が正しく表示されない場合がある):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;886677
この不具合は、2004/11/24日付けのHotFix Weeklyで報告済みのものだ。セキュリティ修正プログラムでないため、月例の修正プログラムとは異なるサイクルで公開されている。自動更新を有効にしている場合は、セキュリティ修正プログラムが適用済みであっても、この2つの修正プログラムが新たに表示されているはずだ。
「サポート技術情報:887742」の不具合は、http.sysのコーディング・エラーに起因する。ウイルス対策ソフトウェアやファイアウォール・ソフトウェアでインストールされることが多いTDIフィルタ・ドライバの終了処理において、http.sysがスタックを破壊するために起きる。この不具合によって、突然ブルースクリーンを表示してシステムが停止することがある。こうした症状が出ているならば、この不具合を疑った方がよい。提供された修正プログラムを適用することで解消する。
・HotFix Weekly 2004/11/24日付(Windows XP SP2でSTOP 0x05エラーを表示して停止することがある不具合に対する修正プログラムの提供開始):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2004/news04-1124.html#05
「サポート技術情報:886677」の不具合は、シフトJISエンコーディングされたWebサイトをInternet Explorerで参照すると、一部の2bytes文字の表示が壊れ、文字がドットや行頭ポイントとして表示されるというものだ。この不具合も、提供された修正プログラムを適用することで解消する。
・HotFix Weekly 2004/11/24日付(Windows XP SP2をインストールするとシフトJISでエンコードされたWebサイトの表示がIEで壊れる不具合):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2004/news04-1124.html#06
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