マイクロソフトは、2005年1月27日に発表した「Windows Genuine Advantage(WGA)プログラムの拡大」に沿った試験運用を3月15日から日本でも開始した(WGAプログラムについては、HotFix
Weekly 2005/02/02日付「偽造Windowsでのダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限するプログラムを開始」を参照のこと)。ダウンロード・センターの「Windows
Journal Viewer 1.5」や「Windows Installer 3.0 Redistributable」「Windows XP 用の更新プログラム
(KB884883)」などで以下のメッセージが表示され、「正規Windows(正規のライセンスでインストールされたWindows OS)」の確認の実行が求められる。
「このダウンロードは、正規の Microsoft Windows を実行中のお客様にご利用いただけます。Windows の確認処理を開始するには、[続行]
をクリックしてください。」
ただし、現時点では確認は必須ではなく、正規Windowsの確認を行わなくても、ダウンロードは可能だ。ダウンロード・センターにおいて、正規Windowsの確認が求められる修正プログラム/アプリケーションには、題名の後ろに小さな「→」が付けられているので、検索の一覧表示でも判別できる。
・マイクロソフト(マイクロソフト、Windows XP ユーザー向けの特典提供プログラム、Windows Genuine Advantage Programの試験運用を3月15日から開始):
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2223
・HotFix Weekly 2005/02/02日付(偽造Windowsでのダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限するプログラムを開始):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/news05-0202.html#02
なお、正規Windowsの確認を行うと、以下のアプリケーションが特典として提供されるとしている。
- Microsoft Photo Story 3 for Windows
- Microsoft Office OneNote 2003 180日間限定評価版
- Microsoft「圧縮(LZH形式)フォルダ」の提供(4月提供開始予定)
圧縮(LZH形式)フォルダは、Windows XPやWindows Server 2003のエクスプローラにおいて、LZH形式で圧縮されたファイルの表示や展開を可能にするアドオン・ソフトウェアである。現在、ZIP形式で圧縮されたファイルの表示や展開のみ対応しているものが、このアドオン・ソフトウェアのインストールによって、LZH形式にも対応することになる。
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