Microsoftは、2005年6月7日に提供を開始したWindows Server Update Services(WSUS)に続き、Windows
Updateの後継「Microsoft Update」による修正プログラムの提供を開始した。現時点では、Internet Explorer(IE)の[Windows
Update]メニューで自動的にMicrosoft Updateサイトに接続されることはないが、URLを入力すれば、Microsoft Update用ActiveXコントロールなどのインストールを行った後に、Microsoft
Updateサイト(Windows Update v6)に接続される。一度、Microsoft Updateサイトに接続すると、以降、IEの[Windows
Update]メニューからはMicrosoft Updateサイトに接続されるようになる。
・Microsoft Updateサイト:
http://update.microsoft.com/microsoftupdate/v6/
Microsoft Updateは、従来のWindows OS向けのWindows UpdateサイトとOffice向けのOffice Updateサイトを統合したもの。さらにSQL
ServerやExchange Serverなどの修正プログラムも提供される予定となっている。対応OSは、Windows 2000/XP/Server 2003のみで、Windows
98/98SE/Me/NT 4.0は従来のWindows Updateでのみ修正プログラムの提供が継続される。
なおDA Labでは、Windows 2000 SP3/SP4、Windows XP SP1でMicrosoft Updateに手動で接続してみた。その結果、Windows
Update v4/v5では提供されていなかった修正プログラムがリストアップされた。内訳は、Windows 2000 SP3が「ルート証明書のアップデート(Ver.7.0.2195.0)」、Windows
2000 SP4が「ルート証明書のアップデート(Ver.7.0.2195.0)」と「Windows 2000 用推奨修正プログラム (822831)」、Windows
XP SP1が9件の推奨修正プログラムである。このように修正プログラムの登録作業は、Microsoft Updateサイトの方に移行しつつあるようだ。Windows
UpdateからMicrosoft Updateに移行しても不具合は生じないと思われることから、早期に移行した方がいいだろう。
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