Mozilla Foundationは、Firefox 1.0.4で発見された12件の脆弱性と、英語版Firefox 1.0.5で生じた不具合を解消したFirefox
1.0.6の提供を開始した。2005/07/20日付け配信のHotFix Weeklyで既報のとおり、Firefox 1.0.4に12件の脆弱性が発見されたため、Mozilla
Foundationはそれらを解消した英語版のFirefox 1.0.5の提供を7月12日に開始した。しかしFirefox 1.0.5では、一部のWebページが正常に表示されなくなる、などの不具合が生じてしまった。そのためMozilla
Foundationでは、Firefox 1.0.5での各国語へのローカライズを中止し、不具合を解消したFirefox 1.0.6で各国語版を提供することを決めた。この方針に従い、日本語版のFirefox
1.0.5も提供は中止され、7月20日にFirefox 1.0.6が提供された。
・Mozilla Foundation(Mozilla 製品における既知の脆弱性):
http://www.mozilla-japan.org/projects/security/known-vulnerabilities.html
・HotFix Weekly 2005/07/20日付け(Firefoxに複数の脆弱性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/news05-0720.html#03
最新版のFirefox 1.0.6は、Mozilla Foundationの製品情報ページ(Firefox:Webの再発見)からダウンロード可能だ。現時点では、Firefoxの[ツール]−[オプション]メニューの[詳細]−[ソフトウェアの更新]で[今すぐ確認]ボタンをクリックしても、Firefox
1.0.6は表示されない。
・Mozilla Foundation(Firefox:Webの再発見):
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
なお、同じMozilla Foundation製メール・ソフトウェアであるThunderbird 1.0.2にも、Firefox 1.0.4と同様に9件の脆弱性が見つかっている。これらはThunderbird
1.0.6で解消されているが、その日本語版はまだリリースされていない。
・Mozilla Foundation(Thunderbird - 迷惑メールにお別れを):
http://www.mozilla-japan.org/products/thunderbird/
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