マイクロソフトは、正規版Windowsの利用確認を行い、偽造ソフトウェアによるダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限する「Windows
Genuine Advantage(WGA)プログラム」の正式運用を開始したと発表した。
・マイクロソフト(正規 Windows 推奨プログラム「Windows Genuine Advantage」の正式運用開始):
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2348
WGAプログラムについては、2005/02/02日付け配信のHotFix Weeklyで既報のとおり、ダウンロード・センター/Windows Updateサイトにおいて、アクセス元のWindowsのライセンス確認を行い、正規のソフトウェアを利用している場合のみ、アクセス可能にするというものだ。
Windows 2000/XP/Server 2003でWindows Update/Microsoft Updateサイトに接続し、[カスタム]ボタンをクリックすると、「詳細」の下に「Windows
Genuine Advantage 確認ツール (KB892130)」が表示され、インストールが求められる([高速]ボタンでは自動的に「Windows Genuine
Advantage 確認ツール (KB892130)」がインストールされる)。「Windows Genuine Advantage 確認ツール」をインストールして検証を完了させないと、それ以降Windows
Update/Microsoft Updateサイトには接続できない(セキュリティ修正プログラムの取得と適用については、自動更新でのみ可能である。その際、WGA認証は不要である)。検証は1回のみで、正規版のWindowsと認められた場合は、ダウンロード・キーがWindows上に記録され、以降はWGAプログラムの検証は行われなくなる。
・HotFix Weekly 2005/02/02日付け(偽造Windowsでのダウンロード・センター/Windows Updateサイトの利用を制限するプログラムを開始):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/news05-0202.html#02
・サポート技術情報 892130(Windows 正規の利点プログラムの説明):
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;892130[機械翻訳]
もし検証の結果、偽造ソフトウェアであった場合、報告を求めるWebページが表示される。偽造ソフトウェア購入報告書/購入証明書/偽造版CD-ROMをマイクロソフトに提出し、書類などの適格性が認められると、正規のWindows
XPが無償で提供される。また偽造ソフトウェアの購入報告書のみを提出した場合は、「Windows XP Home Edition Windows Genuine
Advantage Kit」を1万2375円、「Windows XP Professional Windows Genuine Advantage Kit」を1万8625円で購入可能となる。
前述したとおり、WGAプログラムの結果に関わらず、自動更新機能によるセキュリティ修正プログラムの提供は継続される。またダウンロード・センターにおいても、WGAプログラム対象外の修正プログラムや追加プログラム(.NET
Frameworkなど)についてはダウンロード可能だ。
Windows Update/Microsoft Updateサイトによる修正プログラムの適用を行っている場合、初回の接続時に前述のライセンス確認が必要になるので、社内に告知しておいた方がいいだろう。
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