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HotFix Report
/セキュリティTIPS/

■修正プログラムのダウンロード方法
 Windows Updateでは、URLが表示されることなくファイルがダウンロードされ、自動的にインストールされるため、修正プログラム単体での入手は難しくなっています。しかし、修正プログラムを検証したり、障害発生の原因を究明したりするために、修正プログラムを単体で入手したい場合があります。こうした場合、主に以下の4つのダウンロード先から修正プログラムの入手が可能です。どの方法にも一長一短がありますので、用途などに合わせて使い分けるとよいでしょう。

  1. TechNetセキュリティ センター
    http://www.microsoft.com/japan/technet/security/default.asp
  2. マイクロソフト サポート技術情報検索
    http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=fh;JA;KBHOWTO
  3. マイクロソフト ダウンロード センター
    http://www.microsoft.com/downloads/search.aspx?langid=13&displaylang=ja
  4. Windows Updateカタログ
    http://windowsupdate.microsoft.com/

1. TechNetセキュリティ センター
 修正プログラムがセキュリティ関連ならば、TechNetセキュリティから入手が可能です。「MS03-031」といった番号で示されるTechNetセキュリティ番号が分かっているならば、ブラウザの左側に表示されるツリーから「セキュリティ情報の一覧」を選択し、該当する番号をクリックすることで、脆弱性の内容や対象となるプラットフォームに関する情報も得ることができます。

 またTechNetセキュリティ センターでは、ブラウザの左側に表示されるツリーから「製品別修正プログラム一覧」を選択することで、Windows OSやOffice、Internet Explorerなどマイクロソフトの製品ごとに、修正プログラムの一覧を得ることも可能です。セキュリティ関連の修正プログラムが中心ですが、OS用には不具合の修正プログラムも一覧表になっています。ほかのサイトに比べて検索がしやすく便利ですが、ダウンロードURLの一部にはリンク切れがあるほか、更新が滞っているページもあります。

2. マイクロソフト サポート技術情報
 「815495」といったマイクロソフト サポート技術情報の番号が分かっている場合は、サポート技術情報のページから修正プログラムを入手可能です。サポート技術情報では、セキュリティ関連以外にも、不具合の修正や機能の追加を行う修正プログラムが提供されています。ただし、非常に膨大なデータベースとなっているため、サポート技術情報の番号が分からない場合、目的のページを見つけるのは大変な作業となります。また一部の修正プログラムは、サポート技術情報の対応ページにダウンロードURLが記載されておらず、次のダウンロード センターにしか登録されていないことがあります。

3. マイクロソフト ダウンロード センター
 修正プログラムや各種ツールの検索とダウンロードが可能なページです。サポート技術情報と同様、膨大なデータベースとなっているため、目的の修正プログラムを効率よく見つけるには、いくつかのコツがあります。セキュリティ関連の修正プログラムを探す場合には、「ダウンロードの検索」の「キーワード (オプション)」に「security」と入力して、検索を行います。また、対応プラットフォームが分かっている場合は、「製品/テクノロジ」のプルダウン・メニューからOS名やアプリケーション名を選択することで検索対象を絞り込むことが可能です。

 検索結果のページでは、「人気ランキング」順に一覧表示されるので、「表示順」のプルダウン・メニューから「タイトル」「日付」のどちらかを選択し、ソートすることで見つけやすくします。例えば最新の修正プログラムを見つけたいなら、ダウンロード センターで「日付」順に表示させるとよいでしょう。

4. Windows Updateカタログ
 Windows Updateのページにおいても、Windows Updateカタログを利用することで修正プログラムのダウンロードが可能です。既定では、Windows Updateカタログは有効になっていませんので、まず左ペインに表示されている「Windows Updateのカスタマイズ」によって「Windows Updateカタログ」メニューを表示させます。

 「Windows Updateのカスタマイズ」をクリックすると、右ペインの表示が変わるので、「Windows Updateのオプションを設定します」の「Windows Updateカタログへのリンクを関連項目の下に表示する」をチェックして、右上の[設定の保存]ボタンをクリックします。これで、左ペインの「関連項目」の下に「Windows Updateカタログ」が追加されます。

 Windows Updateカタログのページには、「Microsoft Windowsオペレーティング システムの更新を探します」「ハードウェア デバイスのドライバの更新を探します」「ダウンロードの履歴の表示」の各リンクが用意されています。通常は、「Microsoft Windowsオペレーティング システムの更新を探します」をクリックし、対象となるOSを選択します。さらに[検索]ボタンをクリックすることで、検索が開始されます。例えば、Windows 2000 SP3を選択して検索を行うと、リスト・ボックスに以下のように表示されます。検索対象は、利用しているコンピュータのOSに関係なく選択可能です。

重要な更新と Service Pack (67)
セキュリティ問題の修正プログラム (3)
多言語機能 (58)
推奨する更新 (16)
インターネットとマルチメディアのアップデート (0)

 ここで、「重要な更新と Service Pack」を選択すると、簡単な説明とともに修正プログラムが一覧表示されます。表示は、デフォルトで各見出しのタイトル順となります。ここでダウンロードしたい修正プログラムを見つけ、[追加]ボタンをクリックすると、それは「ダウンロード バスケット」に移動します。複数の修正プログラムを追加しておけば、一度にダウンロードすることも可能です。

 ダウンロードは、「ダウンロード バスケットに移動」をクリックし、「ダウンロード バスケット」のページで、ダウンロード先のフォルダを入力し、[今すぐダウンロードする]ボタンをクリックすることで実行します。ダウンロード先は、指定したフォルダの下に「\WU\Software\ja\」フォルダが作成され、さらにその下にOSや修正プログラムごとに作られたフォルダとなります。フォルダが非常に深くなるため、ダウンロード先の指定にはご注意ください。

 
 
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