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HotFix Report
/セキュリティTIPS/

■タスク・スケジューラを利用して修正プログラムを適用する方法
 サーバなど業務時間中に再起動を行うことが障害になるコンピュータに対して、修正プログラムを適用する場合、タスク・スケジューラを利用することで深夜などに実行することができる。その方法は、以下のとおりだ。なお操作は、すべて修正プログラムを適用するコンピュータ上で行うこと。

  1. 適用したい修正プログラムをダウンロード・センターからダウンロードする。この際、適用したいコンピュータの環境に合ったものを選択する。Internet Explorer向けの修正プログラムでは、異なるOS環境に対してもファイル名が同じものがあるので注意したい。
  2. [コントロール パネル]−[タスク]を開く。
  3. [スケジュールされたタスクの追加]アイコンをダブル・クリックして[タスク]ウィザードを起動する。
  4. [タスク]ウィザードで、[次へ]ボタンをクリックし、タスクで実行するプログラムの選択画面に移動する。
  5. [参照]ボタンをクリックし、[実行するプログラムを選択してください]ダイアログで1.でダウンロードしたファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックする。
  6. [タスク]ウィザードに戻るので、「このタスクの実行」の「1回だけ実行」をチェックし、[次へ]ボタンをクリックする。
  7. 修正プログラムの適用を実行する時間を設定する。通常、コンピュータが起動していなかったり、休止状態だったりするとタスクが実行されないので、確実にコンピュータが起動している時間を設定すること。
  8. [次へ]ボタンをクリックし、修正プログラムの適用を行う際のユーザー名とパスワードを入力する。ユーザー名は、そのコンピュータの管理者権限を持つアカウントを設定すること(11.で再設定が必要になるので、そのまま[次へ]ボタンをクリックしてもよい)。
  9. [次へ]ボタンをクリックし、「[完了]をクリックしたときに詳細プロパティを開く」をチェックする。
  10. [完了]ボタンをクリックすると、タスクの[詳細]プロパティが開く。ここで、[タスク]タブをクリックし、「実行するファイル名」を以下のように編集する(オプションを追加する)。古い修正プログラムやIE向けなどはオプションが異なるので、事前に「-?」オプションなどを使って調べておくとよい。

    <パス\修正プログラム名> /quiet /o /forcerestart

  11. [OK]ボタンをクリックすると、[アカウント情報の設定]ダイアログが表示されるので、8.で設定したアカウントのユーザーIDとパスワードをもう1度入力し、[OK]ボタンをクリックする。

 以上でタスクに修正プログラムの実行が登録される。指定した時間になると、自動的に修正プログラムの適用が始まり、再起動が行われる。なお、適用に失敗し、何らかのエラーが発生した場合、[タスク]の「前回の結果」にエラー・コードが記録される。正常に終了した場合は0x0だが、それ以外の値は何らかのエラーが発生したことを表す。エラーの内容は、値の16進数を10進数に変換した上で、Microsoftの以下のページを参照して確認していただきたい。

・Microsoft(System Error Codes):
http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/debug/base/system_error_codes.asp

 
 
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