■UpdateEXPERT 6.1のインストールに際しての注意
UpdateEXPERTの新バージョンであるUpdateEXPERT 6.1では、修正プログラムの適用を実際に行う「マスターエージェント」と、マスターエージェントをユーザーがコントロールするための「コンソール」という、2つに分かれたコンポーネントで構成されている。コンソールとマスターエージェントを1台のコンピュータにインストールすることで、UpdateEXPERT
5.1と同様の使い勝手が実現できる。また、ネットワーク・セグメントごとにマスターエージェントをそれぞれ配置することで、ネットワーク負荷を分散させた修正プログラムの適用が可能になる。
このような仕様変更に伴い、インストール方法がUpdateEXPERT 5.1から変更になっている。UpdateEXPERT 5.1では、インストール・ファイルを実行すると、インストールしたいフォルダ名とシリアル番号の入力程度でインストールが完了した。ところがUpdateEXPERT
6.1では、アップデートテクノロジーのWebサイトで配布されているインストール・ファイルの場合、まずこれを任意のフォルダに展開(デフォルトでは、C:\UE61INSTフォルダが作成され、そこに展開される)し、そこからsetup.exeを実行するようになった。
これは前述のように、UpdateEXPERT 6.1ではマスターエージェントとコンソールを別々にインストールすることが可能だからだ。展開したフォルダには、マスターエージェントのみをインストールするためのファイル(UEAgentInstaller.exeなど)も含まれている。UpdateEXPERT
6.1のマスターエージェントとコンソールを同時にインストールする場合は、展開したフォルダのsetup.exeを実行し、ウィザードに従い「標準セットアップ」を行えばよい。
なおUpdateEXPERT 6.1は、UpdateEXPERT 5.1とは共存できない。UpdateEXPERT 5.1(試用版も含む)がインストールされているコンピュータにUpdateEXPERT
6.1のコンソールまたはマスターエージェントをインストールする場合には、事前にUpdateEXPERT 5.1を必ずアンインストールしておく必要があるので注意したい。
またマスターエージェントをインストールするコンピュータには、ダウンロードした修正プログラムが保存されるため、十分なハードディスクの空き容量が必要になる。さらにコンソールからマスターエージェントに接続するためには、コンソールを実行しているユーザーが、マスターエージェントが動作するコンピュータに対して管理者権限を持つ必要がある。コンソールとマスターエージェントを別々のコンピュータにインストールする場合には注意が必要だ。
そのほか、UpdateEXPERT 6.1のインストールに際しての注意事項については、「UpdateEXPERT 6.1ユーザーズ マニュアル」に詳しいので、インストール前に必ず参照していただきたい。
・アップデートテクノロジー(UpdateEXPERT 6.1ユーザーズ マニュアル)[PDFファイル]:
http://www.updatecorp.co.jp/products/docs/UE61/UE61.pdf
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