■UpdateEXPERT 6.1で管理対象コンピュータを追加する方法
　UpdateEXPERT 6.1はActive Directoryに対応しており、コンソール右側の［ネットワーク］ペインには「Microsoft Windows Network」のほか、「Active Directory」の項目が表示される。「Microsoft Windows Network」は、UpdateEXPERT 5.1と同様、Windowsネットワークのドメイン名／ワークグループ名の一覧から管理対象コンピュータを選択する際に利用する。社内のネットワークがActive Directoryに対応している場合は、「Active Directory」の一覧から選択することも可能だ。

　UpdateEXPERTでコンピュータを管理する場合、まず「管理対象コンピュータ」に追加する必要がある。追加方法は、［ネットワーク］ペインのドメイン名またはActive Directory名の一覧から管理対象としたいコンピュータ名を選択し、右クリックのメニューから［選択した項目を管理対象に追加］を選択する。これで管理対象コンピュータに追加される。さらに右クリックのメニューから［クエリ］を実行することで、管理対象コンピュータのOSバージョンや修正プログラムの適用状態などの調査が行われ、UpdateEXPERTを利用した修正プログラムの適用が可能となる。管理対象コンピュータとなったコンピュータは、［ネットワーク］ペインのコンピュータ名の一覧中に太字で表記される。

　「Microsoft Windows Network」は、Windowsのマスタ・ブラウザやドメイン・コントローラの情報を利用してコンピュータ名を表示するため、接続したばかりのコンピュータはなかなかコンピュータ名が表示されないことがある。またワークグループ・ネットワークの場合、「Microsoft Windows Network」で［列挙］コマンドを実行してもコンピュータが表示されないこともある。そのような場合は、「Microsoft Windows Network」のドメイン／ワークグループ名を選択した後、右クリックのメニューから［コンピュータの追加］を選択し、［コンピュータの追加］ダイアログの「コンピュータ」にコンピュータ名またはIPアドレスを入力して、［OK］ボタンをクリックする。選択したドメイン／ワークグループ名の下に、入力したコンピュータ名またはIPアドレスが表示されるはずだ。あとは、上述の手順で、管理対象コンピュータに追加すればよい。