■[UE 6.1]認証アカウントの設定方法
UpdateEXPERT 6.1では、管理対象コンピュータごととマスターエージェントごとに管理対象コンピュータをクエリしたり、修正プログラムを適用したりする際に利用する認証アカウントの設定が可能だ。例えば、異なるドメインごとにマスターエージェントを配置し、各ドメインで管理者アカウントが異なっていても、各マスターエージェントに対応する管理者アカウントを設定すれば、それぞれの管理対象コンピュータに対するアカウントを設定する必要はない。
・マスターエージェントに対する認証アカウントの設定方法
マスターエージェントに対する認証アカウントを設定するには、以下の手順で行う。
- UpdateEXPERT 6.1コンソールの[ファイル]−[エージェント]−[設定]メニューを選択し、[エージェントの設定]ダイアログを表示する。
- [エージェントの設定]ダイアログの左ペインのツリーから設定したいマスターエージェントを選択する。
- [認証]タブをクリックし、「以下のユーザー アカウントを使用」を選択し、管理対象コンピュータのクエリなどが可能なアカウントを設定し、[OK]ボタンをクリックする。
これで、マスターエージェントに認証アカウントが登録される。なお、複数のマスターエージェントで同じ設定を利用したい場合は、[エージェントの設定]ダイアログの左ペインのツリーで「設定テンプレート」を選択し、[認証]タブで3.と同様に認証アカウントを設定する。さらに各マスターエージェントの[認証]タブでは、「設定テンプレートを使用する」をチェックすると、「設定テンプレート」の設定が各マスターエージェントに反映される。
・各管理対象コンピュータに対する認証アカウントの設定方法
ワークグループなど、管理対象コンピュータごとに認証アカウントの設定が必要な場合、以下の手順で行う。
- UpdateEXPERT 6.1コンソールの[ネットワーク]ペインで、認証アカウントを設定したい管理対象コンピュータを右クリックし、[ユーザー アカウントの個別指定]メニューを選択する。
- [ユーザー アカウントの個別指定]ダイアログで、管理対象コンピュータのクエリなどが可能なアカウントを設定する。
- 「選択した事項に、このユーザー アカウント情報を保存」をチェック(デフォルト)し、[OK]ボタンをクリックする。
これで管理対象コンピュータのクエリなどは、設定したアカウントが使われて実行される。アカウントの設定を解除する場合は、管理対象コンピュータを右クリックし、[ユーザー
アカウントの個別指定を解除]メニューを選択する。
認証アカウントは、「ユーザー アカウントの個別指定」「マスターエージェントの設定」の順に使われる。つまり、「ユーザー アカウントの個別指定」がない場合は、マスターエージェントに設定した認証アカウントが使われることになる。
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