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HotFix Report
/UpdateEXPERT TIPS/

■[UE 6.1]カスタム インストール機能を使って自動ログオンを修復する方法
 修正プログラムの中には、再起動後に管理者権限でローカルログオンしないと適用が完了しないものがある。そのためUpdateEXPERT 6.1では、Windowsの自動ログオン機能を用いて、自動的に管理者権限でのログオンを行い適用を完了するようにしている。この際、Windowsの自動ログオン機能を設定していた場合には、UpdateEXPERTによって設定がクリアされ、次回の起動時にはユーザー名とパスワードの入力が必要となってしまう。

・UpdateEXPERT 6.1 サポート情報(一部の修正プログラムを適用すると自動ログオンが無効になる):
http://www.updatecorp.co.jp/products/support/updateexpert6/uekb/uekb00000280.html

 自動ログオンを有効にしていると、だれでも電源を入れるだけでコンピュータにログオンし、場合によっては社内のネットワーク資源にアクセス可能になるため、セキュリティ的には問題がある。ただ何らかの理由により、自動ログオン機能を有効にしている場合、修正プログラムの適用によって自動ログオンが無効になってしまうと不便だろう。そこで、UpdateEXPERT 6.1のカスタム インストール機能を用いた自動ログオンの再設定方法を紹介する。なお再設定では、リモートでレジストリの操作を行うため、設定を誤るとシステムが壊れる危険性がある。またこの再設定方法では、レジストリ設定ファイルにパスワードが平文(暗号化されていない文字列)で記録されるため、セキュリティ的には望ましくないものであることに注意していただきたい。

  1. 以下のテキストをUnicodeでファイルに保存する。ここでは、winlogon.regという名前で保存することにする。

    Windows Registry Editor Version 5.00

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon]
    "AutoAdminLogon"="1"
    "DefaultUserName"="ユーザー名"
    "DefaultDomainName"="ドメイン名"
    "DefaultPassword"="パスワード"
    "DontDisplayLastUserName"="0"

    *ユーザー名、ドメイン名、パスワードは、環境に合わせて修正すること

  2. UpdateEXPERTコンソールで[表示]−[カスタム インストールのみ表示]を選択する。
  3. [カスタム インストール]ペインで右クリックを行い、メニューから[カスタム インストールの作成]を選択する。
  4. [カスタム インストールの作成]ダイアログの各項目を以下のように入力し、[OK]ボタンをクリックする。
    タブ名 項目名 入力値 入力方法
    [説明] 説明 自動ログオンの修復 直接入力
    [説明] ファイル winlogon.reg [オプション]−[追加]ボタン
    [インストール] コマンド プログラムの実行 プルダウン・メニューから選択
    [インストール] インストール コマンド   [オプション]−[追加]ボタン
        ユーザー アカウント ローカル システム プルダウン・メニューから選択
        処理 regedit.exe 直接入力
        コマンド行 /s %%s 直接入力
    [検出] 種類 レジストリ プルダウン・メニューから選択
    [検出] 検出コマンド   [オプション]−[追加]ボタン
        レジストリ ハイブ HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
    Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\
    直接入力
        値の名前 AutoAdminLogon 直接入力
        演算子 = プルダウン・メニューから選択
        1 直接入力

  5. 作成したカスタム インストールを右クリックし、[場所の指定]メニューを選択する。
  6. [場所の指定]ダイアログで[編集]ボタンを押して、1.で保存したレジストリ設定ファイルを指定し、[OK]ボタンをクリックする。これでカスタム インストールの[フロッピー]アイコンが青色に変わるはずだ。

 以上で自動ログオンを再設定するカスタム インストールが作成できる。なおコンピュータごとにユーザー名などパラメータが異なるような場合は、コンピュータごとにレジストリ・ファイルを作成し、カスタム インストールを作っておく必要がある。

 修正プログラムを適用して自動ログオンが無効になったら、問題の管理対象コンピュータに対して、作成したカスタム インストールを実行する。その後、クエリを実行して[インストール状態]アイコンが緑色に点灯したら、レジストリの修復は完了しているはずだ。さらに管理対象コンピュータを再起動し、自動ログオンが正常に動作していることを確認する。

 
 
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