■[UE 6.1]クエリ実行に失敗した管理対象コンピュータを探す方法
UpdateEXPERTは、修正プログラムのスケジュール前に管理対象コンピュータをクエリし、各管理対象コンピュータの状況を把握しておく必要がある。月例の修正プログラムのような場合、複数の管理対象コンピュータに適用をスケジュールしたいことがあるだろう。こうした場合、一度に管理対象コンピュータを選択し、クエリを実行すれば、1台ずつクエリを実行するよりも楽に作業が行える。
ただし、クエリ実行時に電源が入っていなかったり、ネットワークから外れたノートPCがあったりすると、クエリが行えない。当然、こうした管理対象コンピュータに対しては、修正プログラムの適用がスケジュールできない。再適用作業のために、クエリがエラーになった管理対象コンピュータの一覧を控えておくとよい。
クエリに失敗すると、[ネットワーク]ペインのアイコンに「!」が付く。また[ネットワーク]ペインでドメイン/ワークグループ名を選択して、[コンピュータ」ペインの「説明」列に「(53)'xxx.xxx.xxx.xxx'のレジストリに接続できません。エラー
コード: 0x00000035」と表示されている管理対象コンピュータを探す('xxx.xxx.xxx.xxx'は管理対象コンピュータのIPアドレス)。台数が少ない場合は、これらの情報からクエリの実行に失敗した管理対象コンピュータを控えておけばよい。
しかしクエリに失敗した管理対象コンピュータが多かったり、記録を保存しておきたかったりするような場合は、コンソールの[レポート]−[エラー レポート]メニューを選択し、エラーレポートを表示すればよい。エラーレポートを表示する際に、[レポート
オプション]ダイアログで「ネッターク内のすべてのコンピュータ」と「選択したドメインまたはコンピュータのみ」の選択が可能だ。通常は、「ネッターク内のすべてのコンピュータ」を選んでおけばよいが、管理対象コンピュータの台数が多いような場合は表示に時間がかかるので「選択したドメインまたはコンピュータのみ」でドメインごとに表示させるようにするとよいだろう。
表示は[ブラウザ]ペインに行われ、以下のようにレポートされる。
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グループ
コンピュータ名 Windows から返された説明 エラーの種類
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MICROSOFT WINDOWS NETWORK
DOMAIN_A
PC01 '192.168.0.201' のレジストリに接続できません。エラー コード: 0x00000035 53
PC02 '192.168.0.101' のレジストリに接続できません。エラー コード: 0x00000035 53
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クエリに失敗した管理対象コンピュータは、「エラー コード: 0x00000035」と表記される。このレポートを保存する場合は、「UpdateEXPERT
TIPS:[UE 6.1]各種レポートを保存する方法」を参考にしていただきたい。
・UpdateEXPERT TIPS([UE 6.1]各種レポートを保存する方):
http://www.hotfix.jp/archives/uetips/2005/uetips05-02.html
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