■[UE 6.1]マスターエージェントを切り替える方法
UpdateEXPERT 6.1では、ユーザー・インターフェイスを司るコンソールと、実際に修正プログラムの適用などを実行するマスターエージェントがモジュールとして分離されており、別々のコンピュータにインストールすることが可能だ。コンソールは同時に1つのマスターエージェントにしか接続できないが、ネットワーク上に複数のマスターエージェントを配置することもできる。
管理対象コンピュータへの修正プログラムの転送はマスターエージェントから行われるので、ネットワークの構成によっては、部署などのある程度の管理対象コンピュータのまとまりでマスターエージェントを配置した方が、基幹のネットワークに対する負荷が下げられるだろう。ただ前述のようにコンソールは、1つのマスターエージェントとしか接続できないので、マスターエージェントを切り替える必要がある。
切り替えは、コンソールの[ファイル]-[エージェント]−[接続]メニューを選択し、[マスターエージェントへの接続]ダイアログで行う。「ホスト」のプルダウンメニューから切り替え先のマスターエージェント名を選択するか、IPアドレスまたはホスト名を入力し、[OK]ボタンをクリックすればよい。マスターエージェントのインストール時にポート番号の設定を変更している場合は、「ポート」の値をデフォルトの「9968」から変更する必要がある。
基本的にはプルダウンメニューから選択するだけなので、切り替えはそれほど面倒ではない。上手に配置すれば、ネットワーク負荷が抑えられ、修正プログラムの適用時間を短くすることが可能になるはずだ。
・UpdateEXPERT TIPS([UE 6.1]別のコンピュータにマスターエージェントをインストールする方法):
http://www.hotfix.jp/archives/uetips/2004/uetips04-28.html
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