■［UE 6.1］マスター エージェントの設定情報を保存する方法
　UpdateEXPERT 6.1には、マスター エージェントの設定内容を保存するユーティリティ「AgentUtil.exe」が付属している。このユーティリティを使うことで、マスター エージェントの設定やライセンス情報などを保存できる。例えば、マスター エージェントを稼働させているコンピュータを変更したいような場合、AgentUtil.exeで設定をバックアップし、別のコンピュータにUpdateEXPERT 6.1（同じビルド）をインストールしてから、AgentUtil.exeで設定を復元すればよい。管理対象コンピュータのアカウト／パスワードを個別指定しているような場合でも、AgentUtil.exeを利用すれば設定を引き継ぐことが可能なので、いちいち再設定する必要がない。

　AgentUtil.exeは、マスター エージェントがインストールされているコンピュータの%SystemRoot%\UEAgentフォルダに保存されている。バックアップを取りたいマスター エージェント上のAgentUtil.exeを起動し、ウィザードに従って入力していけばよい。このときパスワードの設定を行うが、復元時に必要になるので必ず忘れないようにする。復元するには、同様に復元したいコンピュータ上でAgentUtil.exeを起動し、ウィザードに従ってバックアップ時に設定したパスワードなどを入力すればよい。別のコンピュータに復元する場合は、バックアップしたファイルをコピーした上で、AgentUtil.exeを実行する必要がある。なお、AgentUtil.exeでは、ダウンロード済みの修正プログラムやプログラム自体はバックアップされないので注意が必要だ。