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HotFix Report
/UpdateEXPERT TIPS/

■[UE 6.1]Office向け修正プログラムのCD-ROMアクセスを回避する方法
 最近のOffice向け修正プログラムでは、適用時にインストールCDが要求されることが少なくなっている。それでも状況によっては、インストールCDが要求され、そのたびにインストールCDを探す必要がある。UpdateEXPERTでは、修正プログラムの適用スケジュール時に共有のインストールCDへのパスをOfficeのパッケージごとに指定できるので、管理対象コンピュータごとにインストールCDを用意せずに済む。

 ただ、OfficeのインストールCDをCD/DVDドライブにセットするのは面倒な上、複数台に対して修正プログラムを適用する場合に、CDの読み出しが遅いことから、読み出しエラーが発生する可能性がある。そこで、インストールCDの内容をサーバのハードディスク上にコピーしてファイル共有を設定し、そのフォルダのネットワーク共有パスをUpdateEXPERTに設定することを推奨する。

 本来ならば、OfficeのインストールCD全体をコピーするのが無難なのだが、複数のOfficeのエディションなどが存在する環境では、それだけで容量が数Gbytesになってしまう。サーバのディスク容量に余裕がある場合は、インストールCD全体をコピーした方が無難だが、空き容量が厳しい場合は、参照の多いファイルのみをコピーしておけばよい。Office 2000ならばData1.msi(1枚目)とData2.msi(2枚目)、Office XPとOffice 2003ならばルート・フォルダ上のMSIファイルである。

 ただし、コピーしていないファイルが修正プログラムによって参照された場合は、管理対象コンピュータ上でインストールCDの参照パスを要求するダイアログが表示されて適用が中断するか、エラーコード1603などで適用に失敗して終了してしまうので注意が必要だ。事前に手元のコンピュータで正しく適用できることを確認してから、ほかの管理対象コンピュータに対して修正プログラムの適用を行うとよい。もし、手元のコンピュータでほかのMSIファイルなどが参照されるようならば、そのファイルをネットワーク共有フォルダにコピーしておけば、インストールCDを要求されることなく、Office向けの修正プログラムが適用できる。

 
 
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