■[UE 6.1]複数のOfficeがインストールされている際の注意点
Officeスイートをインストールしたコンピュータに対して、単体版や異なるOfficeスイートを後から別にインストールするというのは可能であり、またよく見かける運用でもある。例えば、プレインストール版のOffice(WordとExcel)に対し、後から単体版のPowerPointやOffice
StandardのPowerPointをインストールする、といったパターンだ。
このような環境では、UpdateEXPERTで修正プログラムの適用に失敗することがある(Office Updateなどでも失敗することがある)。適用失敗の原因で多いのは、最初にインストールしたOfficeスイートと後からインストールしたOfficeアプリケーションの間で、サービスパック・レベルが異なっていることだ。例えば、Office
2000 PersonalにはSP3を適用しているにもかかわらず、PowerPoint 2000単体版がSR-1のままというような場合である。これは2006年10月現在、Office
2000向けの修正プログラムは、SP3の適用が前提となっており、SR-1に対しては適用時に修正プログラムの対象外ということでエラーとなるためだ。
このような場合、事前にPowerPoint 2000単体版に対してSP3を適用し、サービスパックのレベルを合わせておく必要がある。これは、Office
XP/Office 2003でも同様である。
UpdateEXPERTにおいて、修正プログラムが前提とするOfficeのサービスパックがインストール済みと表示(緑色の○が点灯)されていても、単体版や別のOfficeスイートでインストールしたOfficeアプリケーションのサービスパック・レベルが、それに満たない場合があるので注意が必要だ。
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