■[UE 6.1]UpdateEXPERTで修正プログラムを適用可能にするための管理対象コンピュータの条件
UpdateEXPERTを用いて、管理対象コンピュータの状態を確認したり、修正プログラムを適用したりするため、管理対象コンピュータには主に以下の条件が必要になる。
条件 |
説明 |
管理者権限 |
マスター エージェントが管理対象コンピュータをアクセスするのに利用するユーザー・アカウントに管理者権限を与えておく必要がある |
RPCサービスの起動 |
管理対象コンピュータにRPCサービスをインストールし、起動しておく必要がある |
アクセス権を持つ共有 |
ADMIN$管理用共有/IPC$共有/管理対象コンピュータのOSやアプリケーションが格納されているパーティション/ボリュームのルート共有(C$、D$など)が、マスター
エージェントからアクセスできるようにアクセス権を設定しておく必要がある |
Serverサービスの起動 |
管理対象コンピュータにServerサービスをインストールし、起動しておく必要がある |
[Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有]の有効化 |
マスター エージェントと通信に利用するネットワーク・インターフェイスで[Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有]を有効にしておく必要がある |
Remote Registryサービスの起動 |
管理対象コンピュータにRemote Registryサービスをインストールし、起動しておく必要がある |
レジストリのフル・コントロール権限 |
マスター エージェントが管理対象コンピュータをアクセスするのに利用するユーザー・アカウントに、管理対象コンピュータのレジストリに対するフル・コントロールの権限を与える必要がある |
ローカル・システム・アカウントにファイルやフォルダをフル・コントロールできる権限 |
ローカル・システム・アカウントに対して、管理対象コンピュータのファイルとフォルダをフル・コントロールできる権限を与える必要がある |
これらは、デフォルトで設定されている条件も多い。しかしセキュリティ・ソフトウェアを導入していたり、グループ・ポリシーなどで設定を変更していたりすると、上記の条件を満たさなくなっている場合もある。このような場合、管理対象コンピュータのクエリに失敗するなどの不具合が発生するので注意が必要だ。また、修正プログラムによってはこれ以外の条件が必要になるものもある。UpdateEXPERT
6.1 サポート情報「管理対象コンピュータの必要条件」を必ず確認しておこう。
・アップデート・テクノロジー(UpdateEXPERT 6.1 サポート情報 − 管理対象コンピュータの必要条件):
http://www.updatecorp.co.jp/products/support/updateexpert6/uekb/uekb00000024.html
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