■[UE 6.1]管理対象外のコンピュータを[ネットワーク]ペインに表示させない方法
UpdateEXPERT コンソールでは、コンピュータ名をマスタ・ブラウザなどから取得して[ネットワーク]ペインに表示する。そのため、管理対象でないコンピュータも表示される。[ネットワーク]ペインに管理対象外のコンピュータが含まれていると、目的の管理対象コンピュータが探しにくかったり、誤って管理対象外のコンピュータを管理対象に加えてしまったり、といったミスが起こる可能性がある。
そこで、非管理対象コンピュータを[ネットワーク]ペインに表示させないようにするとよい。もっとも簡単な方法は、コンソールの[表示]−[オプション]メニューを選択し、[オプション]ダイアログの[設定]の「管理対象コンピュータのみ表示」をチェックすればよい。ただし、この方法では管理対象に設定していないコンピュータがすべて非表示となってしまうため、特定のサーバやクライアントのみを非表示にしたいといった場合には使えない。
このような場合、非表示にしたいコンピュータ上で以下の操作を行うとよい(管理対象コンピュータに設定している場合は、以下の操作を行っても非表示にはならない)。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行]メニューを選択する。
- 「cmd」と入力して[OK]ボタンをクリックし、コマンド・プロンプトを起動する。
- コマンド・プロンプトで以下のコマンドを実行する。
net config server /hidden:yes |
これで、[ネットワーク]ペインに、このコンピュータは表示されなくなる。ただし、このコマンドを実行すると、UpdateEXPERTに限らず、ほかのコンピュータの[ネットワーク
コンピュータ]のコンピュータ一覧にも表示されなくなるので注意が必要だ。また、コマンドを実行後、実際に非表示になるまでには、数分から1時間程度かかる。これは、コンピュータの一覧がコンピュータ・ブラウザによって管理されており、この情報がリアルタイムで更新されないためだ。そのほか、この方法で隠せるのは[ネットワーク]ペインの[Microsoft
Windows Network]以下のコンピュータであり、[Active Directory]以下では隠せない。
なお非表示を戻すには、以下のコマンドを実行すればよい。
net config server /hidden:no |
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