■[UE 6.1]コマンドラインを使ってエージェントをインストールする方法
UpdateEXPERT 6.1では、マスター エージェントやリーフ エージェントをインストールする際にエージェント インストーラと呼ぶユーティリティを利用できる。複数のコンピュータにエージェントをインストールする場合、エージェント
インストーラのコマンドライン実行機能を利用すると、リモートでの自動インストールなどが可能になり、作業効率を上げることができる。
エージェント インストーラのコマンドライン・オプションは以下のようになっている。
UEAgentInstaller [-s] [-h コンピュータ名] [-p ポート番号]
[-l] [-m] [-r シリアル・ナンバ][-d 説明] [-mh マスター エージェントの名前][-mp マスター エージェントとの接続ポート番号][-up] |
コマンド |
説明 |
-s |
サイレント・インストール。このスイッチはインストール時に通常表示されるGUIダイアログ・ボックスが表示されないようにする。 |
-h |
マスター エージェントやリーフ エージェントをインストールするコンピュータの名前またはIPアドレスを指定する。 |
-p |
エージェント・インストールに使用するポート番号(デフォルトは「9968」)を指定する。有効なポート番号は、「1025」〜「65535」である。1024以下はインターネット・サービスに「予約」されているため指定できない。 |
-m |
マスター エージェントをインストールする。-mを設定しないと、デフォルトでリーフ エージェントがインストールされる。 |
-l |
エージェントをローカル・インストールする。 |
-r |
シリアル番号を指定する(例 : xx-xxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx) |
-d |
インストールするエージェントの説明を指定する。インストール後、これで指定された文字列はコンソールの[ファイル]−[エージェント]−[設定] のエージェント設定ウィンドウに表示される。GUIを使用してインストールする場合には、デフォルトで[コンピュータ名|リーフ
エージェント(またはマスター エージェント)]が設定されるが、コマンドラインによるインストールではこのスイッチで指定する必要がある。なお説明にスペースが入る場合は、"リーフ
エージェント" のように引用符(")で囲む必要がある。 |
-mh |
リーフ エージェントをインストールする場合、登録先のマスター エージェントの名前を指定する。-mhと-mpは、リーフ エージェントがマスター エージェントと通信できるよう予め設定しておく必要がある。 |
-mp |
リーフ エージェントをインストールする場合、マスター エージェントが使用するポート番号を指定する。-mhと-mpは、リーフ エージェントがマスター
エージェントと通信できるよう予め設定しておく必要がある。 |
-up |
既存のリーフ エージェントをアップグレードする場合に使用する。 |
例えば、ポート5555番を使用する管理対象コンピュータ(Leaf01)に対し、リーフ エージェントをインストールする場合、以下のコマンドを実行すればよい。このリーフ
エージェントは、サーバ(Server01)にインストールされたポート9968番を使用しているマスター エージェントに登録される。
UEAgentInstaller -s -h Leaf01 -p 5555 -l -r xx-xxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx
-d "Sample Leaf" -mh Server01 -mp 9968 |
エージェント インストーラ(UEAgentInstaller.exe)は通常、UpdateEXPERTのインストール先のAgentInstallerサブフォルダに格納されている。
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