■[UE 6.1]複数のOfficeスイートがインストールされた環境での注意
UpdateEXPERTでは、Office 2000/XP/2003の主なOfficeスイートに対して修正プログラムの適用が可能となっている。しかし、例えばOffice
Personal Edition 2003にOffice Professional Edition 2003のAccess 2003を追加でインストールしているような環境では、Office
2003のサービスパック・レベルが正しく判別できず、修正プログラムの適用に失敗することがある。
これは、Office Personal Edition 2003にSP2が適用済みでも、Office Professional Edition 2003のAccess
2003がSP未適用であるといった場合に起こる。UpdateEXPERTでは、このような場合Office Personal Edition 2003 SP3とだけ検出し、Access
2003がSP未適用であることを検出せず、修正プログラムの適用条件を満たしていると判断してしまうためだ。現在、最新のOffice 2003向けの修正プログラムは、SP2が適用されていることが条件となるため、SP未適用のAccess
2003がインストールされていると、修正プログラムが適用エラーを起こしてしまう。
複数のOfficeスイートや追加で単体版Officeアプリケーションをインストールしているような場合は、サービスパックのレベルを合わせておかないと、修正プログラムの前提条件を満たさず適用に失敗することがある。なお、これはUpdateEXPERTに限らず、Office向け修正プログラムをMicrosoft
Updateなどで適用する場合も同じだ。
複数のOfficeスイートがインストールされているような場合は、UpdateEXPERTで管理する前に、Office UpdateやMicrosoft
Updateでサービスパックのレベルを合わせておくとよい。UpdateEXPERTでは、Office 2003 SP2が適用済みと表示されている場合でも、その適用をスケジュールすると、まだSP2が適用されていないOffice
2003のコンポーネントに対してその適用が実行され、その結果Office 2003全体がSP2レベルに揃うはずだ。
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