■[UE 6.1]ネットワーク上に存在しない管理対象コンピュータを削除する方法
一時的に管理対象コンピュータに設定したコンピュータを、管理対象としたままネットワークから外してしまうと、管理対象コンピュータでありながら、[ネットワーク]ペインに表示されなくなる。そのため、そのコンピュータを管理対象から削除したくても、削除できず、ライセンスを無駄に消費した状態となってしまう。
このような場合、管理対象から削除する前にネットワークから外してしまったコンピュータの登録情報を、マスター エージェントから削除すればよい。管理対象コンピュータの登録情報は、マスター
エージェントがインストールされているコンピュータのレジストリに格納されているので、以下の手順でレジストリを修正すれば登録情報を削除できる。この際、レジストリを壊してしまうと、コンピュータが起動できなくなる恐れがあるので、事前にレジストリをバックアップしておくこと。
- コンソールを終了させ、マスター エージェントのサービス(UEAgent)も停止させる。
- マスター エージェントがインストールされているコンピュータ上でレジストリ・エディタを起動する。
- 以下のレジストリ・キーの下から、削除したいコンピュータのドメイン名が表示されるまでスクロールする。目的のコンピュータ名を選択し、そのレジストリ・キーを削除する。キー名は、「<ドメイン名>&005c<コンピュータ名>」と、「&005c」でドメイン名とコンピュータ名が接続されて表示されるので注意が必要だ。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\St Bernard Software\UpdateEXPERT\6.0\UEAgent\Actors\UEActor.UEEActor\LinkedItems nts |
- [ネットワーク]ペインに表示される情報が、以下の4つのレジストリ・ツリーに格納されているので、目的のコンピュータ名を含むレジストリ・キーを探し、そのキーを削除する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\St Bernard Software\UpdateEXPERT\6.0\UEAgent\Actors\UEActor.UEEActor\Tree\Active
Directory |
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\St Bernard Software\UpdateEXPERT\6.0\UEAgent\Actors\UEActor.UEEActor\Tree\Microsoft
Windows Network |
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\St Bernard Software\UpdateEXPERT\6.0\UEAgent\Actors\UEActor.UEEActor\Tree\グループ |
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\St Bernard Software\UpdateEXPERT\6.0\UEAgent\Actors\UEActor.UEEActor\Tree\プロファイル
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- マスターエージェントのサービスを起動する
これで管理対象コンピュータに関する情報がマスター エージェントから削除される。コンソールを起動して、削除した分だけ使用中のライセンス数が減っていることを確認しよう。
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