■[UE 6.1]Adobe Readerが最新バージョンかどうかを確認する方法
Adobe Readerは、PDFビューアとして多くのコンピュータにインストールされている。しかしインストール数が多いこともあり、脆弱性が攻撃に悪用されるケースもWindows
OSやInternet Explorerと同様に多い。一方で、リモートでバージョンを簡単に確認する手段が提供されていないことから、脆弱性の残ったバージョンを利用していても、管理者が気付かないことがある。
UpdateEXPERTのカスタム インストール機能を利用すれば、最新かどうかを簡単に確認することが可能だ。
UpdateEXPERTのコンソールの[表示]−[カスタム インストールのみ表示]メニューを選択し、[修正プログラム]ペインを[カスタム インストール]ペインに変更する。このペイン上で右クリックを行い、メニューから[カスタムインストールの作成]を選択する。
[カスタム インストールの作成]ダイアログの各項目には、以下の内容を入力する。
入力フィールド |
記述内容 |
[説明]タブ−説明 |
Adobe Reader Version |
[検出]タブ−種類 |
ファイル |
[検出]タブ−検出コマンド−追加するファイル パス |
Adobe\Reader 8.0\Reader\AcroRd32.dll
|
[検出]タブ−検出コマンド−検出の種類 |
バージョン |
[検出]タブ−検出コマンド−演算子 |
= |
[検出]タブ−検出コマンド−比較する値 |
8.1.1.20 |
この際、[検出]タブ−検出コマンド−比較する値は、Adobe Readerを最新版にバージョンアップしたうえで、「AcroRd32.dll」のプロパティを確認して、そのバージョン番号を入力しておく。これで、クエリを実行して、「Adobe
Reader Version」の前の●アイコンがグリーンに点灯すれば、最新のバージョンがインストールされていることになる。 |