■[UE 6.1]QuickTimeが最新バージョンかどうかを確認する方法
QuickTimeは、マルチメディア・プレイヤーとして多くのコンピュータにインストールされている。最近では、QuickTimeに関する脆弱性の報告が多く、頻繁にアップデートがリリースされている。またインストール数が多いこともあり、脆弱性が攻撃に悪用されるケースも多い。一方で、リモートでバージョンを簡単に確認する手段が提供されていないことから、脆弱性の残ったバージョンを利用していても、管理者が気付かないことがある。
UpdateEXPERTのカスタム インストール機能を利用すれば、最新かどうかを簡単に確認することが可能だ。
UpdateEXPERTのコンソールの[表示]−[カスタム インストールのみ表示]メニューを選択し、[修正プログラム]ペインを[カスタム インストール]ペインに変更する。このペイン上で右クリックを行い、メニューから[カスタムインストールの作成]を選択する。
[カスタム インストールの作成]ダイアログの各項目には、以下の内容を入力する。
入力フィールド |
記述内容 |
[説明]タブ−説明 |
QuickTime Version |
[検出]タブ−種類 |
レジストリ |
[検出]タブ−検出コマンド−レジストリ ハイブ |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\
Apple Computer, Inc.\QuickTime\ |
[検出]タブ−検出コマンド−値の名前 |
Version |
[検出]タブ−検出コマンド−演算子 |
>= |
[検出]タブ−検出コマンド−値 |
121667584 |
この際、[検出]タブ−検出コマンド−値は、最新版にアップデートしたローカル・コンピュータのレジストリ値を調べて、そのバージョン番号を入力しておく。これで、クエリを実行して、「QuickTime
Version」の前の●アイコンがグリーンに点灯すれば、最新のバージョンがインストールされていることになる。 |