■コンテンツ・フィルタリング(contents filtering)
閲覧させたくないWebサイトのコンテンツへのアクセスを、クライアントまたはゲートウェイ/ファイアウォールなどで規制する技術。教育現場において差別を助長するようなWebサイトやアダルト・サイトなど、教育上好ましくないWebサイトへのアクセスを防止するために利用する目的で採用することが多くなっています。また企業でも、セクシャルハラスメントの防止や、掲示板などへの情報漏えいを防止する目的でコンテンツ・フィルタリングを採用するところが増えています。
コンテンツ・フィルタリングには、特定の語句を含むページへのアクセスをブロックする方法や、有害サイトのリスト(ブラック・リスト)を作成する方法などがあります。特定の語句を含むページへのアクセスを制限する方法では、有害な画像がブロックできなかったり、登録されていない語句をブロックできずに有害サイトでありながらアクセス可能になったりする問題があります。一方、ブラック・リストを作成する方法では、リストを適正に更新しないと、新たな有害サイトが閲覧可能になってしまいます。多くのコンテンツ・フィルタリング・ソフトウェアでは、両方式を組み合わせることで、フィルタリングの精度を向上させているものが多いようです。
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