■スクリプト・キディ(script kiddies)
インターネット上で公開されているウイルス作成ツールやクラッキング・ツールなどを利用してウイルスやワームを作成したり、ネットワークへの不正侵入を行ったりする「幼稚」な攻撃者のこと。
スクリプト・キディの知識レベルはそれほど高くないため、自ら脆弱性を発見したり、攻撃ツールを開発したりすることはない。主にインターネットで入手可能な他人の作成したツールを使用して、興味本位でウイルスを作成したり、ネットワークの欠点を突いて侵入したりする。現在の多くの攻撃が、こうしたスクリプト・キディの仕業であるといわれている。
ツールで作成可能なウイルスやワーム、ネットワークの不正侵入などは、すでに修正プログラムが提供されていたり、侵入手口が明らかになっていたりするものがほとんどである。そのため、日ごろから修正プログラムを適用し、ファイアウォールなどを適切に設定しておけば、こうしたスクリプト・キディによる攻撃のほとんどを防ぐことが可能だ。
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