■スパム・トラップ(SPAM trap)
(1)スパム業者を特定するために、スパムをおびき寄せるために仕掛けられた電子メール・アドレスのこと。
Webページなどに、おとりの電子メール・アドレスを仕掛けることで、そこにスパムが届くようにする。このようにして収集したスパムのヘッダ情報などから、スパム業者を割り出したり、リスト化してスパム・フィルタのフィルタリング情報としたりする。スパムに対するワナなので、「スパム・トラップ」と呼ばれる。
(2)Webページのオンライン・フォームなどで、スパムの受信を承諾するように、あらかじめチェックされているオプションのこと。
スパム業者が「ユーザーが受信を受諾しているので、スパムではない」と主張できるように、オンライン・フォームの中には、デフォルトでスパムの受信の承諾がデフォルトでチェックされていることがある。無用心なユーザーは、チェックを外し忘れ、スパムの受信を承諾してしまうことになる。このようなスパムを受信するように仕掛けられたワナを「スパム・トラップ」という。
最近では、スパム・トラップという用語は、(1)の意味で使われることが多い。 |