■ハイテク犯罪対策総合センター
警視庁が設置したインターネットやコンピュータを利用した犯罪捜査を目的とするセンター。
同センターでは、「コンピュータまたは電磁的記録を対象とした犯罪」「コンピュータ・ネットワークを手段として利用した犯罪」「不正アクセス禁止法に違反する行為」といったいわゆる「ハイテク犯罪」を対象とした犯罪捜査活動を行っている。最近では、携帯電話に関する相談が増えていることから、同センターでの取り扱い対象になっているという。
警視庁の発表によれば、ハイテク犯罪対策総合センターの主な業務は、「ハイテク犯罪の捜査」「ハイテク犯罪に関する被害相談の受理」「関係業界との連携などによるハイテク犯罪の防止」などとしている。インターネット上の違法サイトの24時間監視や、電話による相談や情報提供の受け付けなどを行い、コンピュータやインターネットなどを利用したハイテク犯罪の立件を支援している。
現在では、警視庁だけでなく、神奈川県警などもハイテク犯罪対策総合センターを設置しているほか、多くの県警が同様の犯罪を対象とするサイバー犯罪対策室を設置している。 |