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Windowsプラットフォーム向けHotFix情報サービス
HotFix Alert:
2006
/04/13版
 
【登録日】2006/04/12
【更新日】2006/04/13
HFR BBS会議室
 
深刻度
1(緊急)
  2(重要)
  3(警告)
  4(注意)
攻撃コードの有無
あり
対策
至急適用
再起動の必要性
必要
アンインストール
可能
対象環境
サーバ
クライアント
セキュリティ情報
MS06-013(日本)
MS06-013(US)
サポート技術情報
含まれる過去の修正
脆弱性識別番号
MS06-013/912812
Internet ExplorerのcreateTextRange()メソッドの処理方法の脆弱性などにより、リモートで任意のコードが実行される危険性
(Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム)

緊急対応度:適用作業の至急開始

危険性 脆弱性による危険性を示す。「緊急適用」の場合、すでに攻撃コードが公開されているなど、脆弱性を悪用した攻撃が開始される可能性がある。「SP待ち」の場合、現時点では危険性がそれほど高くないため、サービスパックに反映されるまで待つことが可能であることを示す。
                 
SP待ち
 
早期適用
 
緊急適用

 2006/03/29日付けHotFix Weeklyで既報の「DHTMLメソッド・コールのメモリの破損の脆弱性(createTextRange()処理の脆弱性)」を含むInternet Explorer(IE)に対する10種類の脆弱性が公表された。「DHTMLメソッド・コールのメモリの破損の脆弱性」は、すでに攻撃が確認されており、危険性が警告されている。この脆弱性が悪用された場合、細工されたWebページにアクセスするだけで、ユーザーの追加操作なしに、リモートで任意のコードが実行される危険性がある。

・HotFix Weekly 2006/03/29日付け(Internet ExplorerのcreateTextRange()処理の脆弱性により、任意のコードが実行される危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2006/news06-0329.html#01

 この累積修正プログラムには、セキュリティ修正に加え、2006/04/05日付けのHotFix Weeklyで既報のActiveXコントロールの挙動を変更する修正も含まれている。このため、この修正を適用すると、ActiveXコントロールを使用するWebアプリケーションの挙動が変わる可能性がある。特に、ActiveXコントロールを内部で使用した業務Webアプリケーションを利用している場合には注意が必要だ。詳細は後述の「DA Lab:HotFixテスティング・チームからのコメント」を参照されたい。

 またMS05-037/038/052/054の修正プログラム(攻撃対象となるCOMオブジェクトのkillbitを設定し、IEからアクセス不可能とする修正プログラム)で解消できなかった、IEにおけるCOMオブジェクトのインスタンス化処理の脆弱性も解消している。COMオブジェクトのインスタンス化処理の脆弱性は、すでに実証コードが広く公開されており、悪用された事例も報告されている。今回、新たに危険性の高いCOMオブジェクトが明らかになったことで、この脆弱性の悪用が広がる可能性が懸念される。

 ほかにもすでに実証コードが公開されている脆弱性が含まれている。前述のようにすでに攻撃も確認されており、危険性が高くなっている。至急、修正プログラムを適用した方がよい。

 

概要

 MS06-013の修正プログラムは、以下の10種類の脆弱性を解消する。

■DHTMLメソッド・コールのメモリの破損の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1359)
 DHTMLメソッド・コールのメモリの破損の脆弱性は、createTextRange()処理の脆弱性で知られるものだ。createTextRange()メソッドは、Dynamic HTML(DHTML)の機能の1つで、TextRangeオブジェクトを作成するために利用される。これにより、オブジェクト内のテキストを調べたり変更したりすることができるようになる。この機能に脆弱性が存在し、細工されたWebページを開くと、IEが異常終了したり、任意のコードが実行されたりする危険性がある。

 すでに実証コードが公開されており、この脆弱性を悪用した攻撃も確認されている。

■マルチプル・イベント・ハンドラのメモリの破損の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1245)
 IEのスクリプト・アクション・ハンドラにバッファ・オーバーフローの脆弱性が存在する(2006/03/22日付けのHotFix Weeklyで既報)。1つのHTMLタグ内に数千のonLoadやonMouseMove、onhelp、onclick、onmouseupといったスクリプト・アクション・ハンドラを設定すると、バッファ・オーバーフローが起き、IEが異常終了する。

 攻撃は、細工したWebページに誘導するか、HTML形式のメールを送信し、ユーザーにそれを開かせることで実行される。WebページまたはHTML形式のメールを開くと、スクリプトが実行されて、IEまたはIEのコンポーネントを利用したメール・クライアントが異常終了する。

 この脆弱性は、大量のアクション・ハンドラを設定するだけなので、容易に攻撃に悪用できる。興味本位な脆弱性の悪用が行われることが懸念される脆弱性だ。

・HotFix Weekly 2006/03/22日付け(Internet Explorerのスクリプト・アクション・ハンドラの脆弱性により、サービス拒否が起きる危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2006/news06-0322.html#01

■HTAの実行の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1388)
 HTA(HTML Application)の処理にバッファ・オーバーフローの脆弱性があり、メモリが破壊されたり、任意のコードが実行されたりする。HTAアプリケーションのハンドリングに際して、明記されていないエラーを引き起こすことで、セキュリティ警告のダイアログを表示させずに実行させることが可能になる。

 攻撃は、細工したWebページをユーザーに開くように誘導することで実行される。ユーザーがWebページを開くと、セキュリティ警告が表示されずに、HTAアプリケーションが実行されてしまう。これによって、コンピュータの制御が完全に奪われる危険性がある。

 脆弱性を発見したJeffrey van der Stad氏は、実証コードを数カ月以内に公開するとしている。この脆弱性を悪用した攻撃の危険性が高まる可能性がある。

■HTML解析の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1185)
 無効なHTMLを処理する際に、システム・メモリが破損する脆弱性が存在する。これにより、任意のコードが実行される危険性がある。攻撃は、細工したWebページをユーザーに開くように誘導することで実行される。ユーザーがWebページを開くと、システム・メモリが破壊され、任意のコードが実行される。

 なおこの脆弱性は、IE 5.01 SP4、Windows Server 2003 SP1+IE 6、Windows XP SP2+IE 6 SP2のみが対象である。

■COMオブジェクトのインスタンス化のメモリ破損の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2005-1186)
 この脆弱性は、本来はIEを介してアクセスされるように設計されていない非ActiveXコントロール(COMオブジェクトなど)のインスタンスが、IE経由で作成できてしまうことに起因する。この脆弱性の悪用を防止する対策の1つとして、2005年7月の月例修正として公開されたMS05-037では、当時すでに実証コードが公開されていたJViewプロファイラ(javaprxy.dll)のみkillbitを設定して無効化する対策が行われていた。その後、MS05-038/052/054の修正プログラムにおいても、複数のCOMオブジェクトに対してkillbitが設定されている。さらに今回のMS06-013でも、同様に危険性の高いCOM オブジェクトなどに対してkillbitが設定され、その悪用を防いでいる。

・HotFix Alert MS05-054(Internet ExplorerのDocument Object Modelオブジェクトを処理する方法などの脆弱性により、リモートで任意のコードが実行される危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2005/ms05-054.html

■HTMLタグのメモリの破損の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1188)
 HTML要素を処理する方法に脆弱性が存在し、細工されたタグによってシステム・メモリが破損し、その結果、任意のコードが実行される危険性がある。攻撃は、細工したWebページをユーザーに開くように誘導することで実行される。

 マイクロソフトによれば、この脆弱性に対する実証コードが公開されているということだ。今後、攻撃に悪用されることが懸念される。なおこの脆弱性は、IE 5.01 SP4を除く、すべてのIEが対象である。

■2バイト文字の解析のメモリ破損の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1189)
 URLに含まれる2bytes文字の処理にメモリ破損の脆弱性が存在し、任意のコードが実行される危険性がある。攻撃は、Webページをユーザーに開くように誘導することで実行される。

 マイクロソフトによれば、この脆弱性は非公開で報告されたとしており、実証コードや攻撃例は確認されていないという。なおこの脆弱性は、IE 6 SP1、Windows Server 2003 SP未適用+IE 6、Windows XP SP2+IE 6 SP2のみが対象である。

■スクリプトの実行の脆弱性(深刻度:緊急 CVE:CAN-2006-1190)
 IEが、埋め込みオブジェクトを動的に作成する際に、間違ったIOleClientSite情報を戻す脆弱性が存在する(OleClientSiteは、埋め込みオブジェクトが位置や表示サイトの範囲、モニカなどの情報を取得するために利用するもの)。戻されたIOleClientSite情報を使用して、間違ったWebサイトやセキュリティゾーンのコンテキストでオブジェクトが実行される危険性がある。

 マイクロソフトによれば、この脆弱性は非公開で報告されたとしており、実証コードや攻撃例は確認されていないという。なおこの脆弱性は、IE 5.01 SP4を除く、すべてのIEが対象である。

■クロス・ドメインの情報の漏えいの脆弱性(深刻度:重要 CVE:CAN-2006-1192)
 この脆弱性は、別のWebサイトへのナビゲーションが実行されたにもかかわらず、ブラウザ・ウィンドウでスクリプトが実行されることに起因する。この脆弱性が悪用されると、Cookieやそのほかのデータが読み取られる危険性がある。

 マイクロソフトによれば、この脆弱性は非公開で報告されたとしており、実証コードや攻撃例は確認されていないという。なおこの脆弱性は、Windows Server 2003 SP1+IE 6、Windows XP SP2+IE 6のみが対象である。

■アドレス・バーの偽装の脆弱性(深刻度:警告 CVE:CAN-2006-1192)
 ブラウザ・ウィンドウの内容とは異なるURLがアドレス・バーに表示される脆弱性が存在する。この脆弱性は、フィッシングなどに悪用される危険性の高いものだ。マイクロソフトによれば、この脆弱性は非公開で報告されたとしており、実証コードや攻撃例は確認されていないという。

 

対象プラットフォーム

影響を受けるソフトウェア 対象プラットフォーム
Internet Explorer 5.01 SP4 Windows 2000 SP4
Internet Explorer 6 SP1 Windows 98/98SE/Me
Internet Explorer 6 SP1 Windows 2000 SP4、Windows XP SP1/SP1a
Internet Explorer 6 Windows Server 2003 SP未適用/SP1
Internet Explorer 6 Windows XP SP2
 
‥‥‥ DA Lab:HotFixテスティング・チームからのコメント ‥‥‥

■適用テストの結果
 DA Labでは、以下のプラットフォームで修正プログラムの適用テストを行った。

プラットフォーム
適用テスト結果
Windows 2000 Professional SP4+IE 5.01 SP4
Windows 2000 Professional SP4+IE 6 SP1
Windows 2000 Server SP4+IE 5.01 SP4
Windows 2000 Server SP4+IE 6 SP1
Windows 2000 Advanced Server SP4+IE 5.01 SP4
Windows XP Professional SP1+IE 6 SP1
Windows XP Professional SP1a+IE 6 SP1
Windows XP Professional SP2+IE 6
Windows Server 2003 Standard SP未適用+IE 6 for Windows Server 2003
Windows Server 2003 Enterprise SP未適用+IE 6 for Windows Server 2003
Windows Server 2003 Standard SP1+IE 6 for Windows Server 2003
Windows Server 2003 Enterprise SP1+IE 6 for Windows Server 2003
Windows Server 2003 R2 Standard+IE 6 for Windows Server 2003 R2

■MS06-013の修正プログラムを適用するとActiveXコントロールの挙動に変更が生じる
 Windows XP SP2とWindows Server 2003 SP1では、MS06-013の修正プログラムを適用すると、Flash PlayerなどのActiveXコントロールを呼び出す際の処理が変更される(2006/04/05日付け配信のHotFix Weeklyで既報)。ActiveXコントロールが呼び出されると、それを表示する際に従来は不要だったクリックを求めるメッセージが表示される(クリックしないとFlashなどが表示されない)。この変更によって、ActiveXコントロールを利用するWebアプリケーションなどの挙動が変わる可能性がある。なおWindows 2000、Windows XP SP1/SP1a、Windows Server 2003 SP未適用は、MS06-016の修正プログラムを適用しても、ActiveXコントロールの挙動は変更されない。

・HotFix Weekly 2006/04/05日付け(次のInternet Explorer向け修正プログラムを適用すると、ActiveXコントロールを利用するWebアプリケーションの挙動が変わる可能性がある):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2006/news06-0405.html#02

 後述の「Internet Explorer 用互換性修正プログラム」を適用することで、挙動を従来どおりに戻すことが可能だ。しかしマイクロソフトによれば、6月に予定している次のIEの累積的な修正プログラムを適用すると、この互換性修正プログラムの効果はなくなり、ActiveXコントロールの表示にクリックが必要になる、としている。ホームページにFlashやSun Javaなどを利用している場合は、呼び出し方法を変更するなどの対策を、至急実施した方がよいだろう。対策方法については以下のページを参照していただきたい。

・MSDN Internet Explorerデベロッパー・センター(Internet Explorer の変更に関する開発者向け情報)
http://www.microsoft.com/japan/msdn/ieupdate/

■ActiveXコントロールの挙動の変更を元に戻す修正プログラムを提供
 Windows XP SP2とWindows Server 2003 SP1にMS06-013の修正プログラムを適用すると、ActiveXコントロールを呼び出す際の処理が変更される。この変更を元に戻し、従来どおりクリックなしでActiveXコントロールによる表示が行なわれるようにする「Internet Explorer用互換性修正プログラム」が提供されている。Windows XP SP2とWindows Server 2003 SP1は、MS06-013を適用後、この修正プログラムを適用すれば、従来どおりの挙動でActiveXコントロールを利用可能になる。

 ただしこの修正プログラムは、自動更新やMicrosoft Updateでは提供されない。ダウンロード・センターの以下のURLから入手して適用する必要がある。

・ダウンロード・センター(Internet Explorer 用互換性修正プログラム):
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=b7d9801b-4fb5-492e-903e-3400abf1d731&DisplayLang=ja
(Windows XP SP2)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?
FamilyID=16c36301-6110-4945-a02e-88a59745cf4f&DisplayLang=ja
(Windows Server 2003 SP1)

 また、この互換性修正プログラムを適用するには、MS06-013の修正プログラムを事前に適用しておく必要がある(MS06-013が適用されていない環境に互換性修正を適用するとエラーが発生する)。

 この互換性修正プログラムを適用後、Webアプリケーションのテストなどに際してActiveXコントロールを呼び出す際にクリックを要求するように戻すには、以下のレジストリ・キーにおいて値「iexplore.exe(DWORD値)」にデータ「1」を設定してIEを起動しなおせばよい(IE以外のアプリケーションでActiveXコントロールの挙動をテストする場合は、値名としてそのアプリケーションのプロセス名を指定する)。これで互換性修正プログラムを適用した状態でも、MS06-013によって変更された挙動の確認ができる。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\
Main\FeatureControl\FEATURE_ENABLE_ACTIVEX_INACTIVATE_MODE\

■複数のCOMオブジェクトに対するkillbitを設定
 MS06-013の修正プログラムは、MS05-038/052/054の修正プログラムで解消されなかった以下の3個(CLSIDは6個)のCOMオブジェクトに対してkillbit(ActiveXコントロールが、IEのHTMLレンダリング・エンジンによって、読み込まれないようにするセキュリティ機能)を設定する。これにより、本来はIEを介してアクセスされることが設計上想定されていない非ActiveXコントロール(COMオブジェクトなど)がインスタンス化されて、悪用されるのを防ぐことが可能になる。

COMオブジェクト クラス識別子
Mdt2gddr.dll 1F7DD4F2-CAC3-11D0-A35B-00AA00BDCDFD
1F7DD4F3-CAC3-11D0-A35B-00AA00BDCDFD
Mdt2dd.dl B0406342-B0C5-11d0-89A9-00A0C9054129
B0406343-B0C5-11d0-89A9-00A0C9054129
Mdt2gddo.dll 4CECCEB1-8359-11D0-A34E-00AA00BDCDFD
4CECCEB2-8359-11D0-A34E-00AA00BDCDFD

 また、Danim.dllとDxtmsft.dllに含まれる以下の2つのActiveXコントロールに対してもkillbitを設定し、IEから実行されることを禁止した。

クラス識別子
42B07B28-2280-4937-B035-0293FB812781
542FB453-5003-11CF-92A2-00AA00B8A733

■完全には解消されていないアドレス・バーの偽装の脆弱性
 Flashフォーマット・ファイル(swfファイル)をロードする前後で異なるURLのWebページを開かせることで、ブラウザの表示に競合状態を発生させ、アドレス・バーを偽装できる脆弱性がすでに報告されている。この脆弱性は、2006/04/12日付けのHotFix Weeklyでも報告済みである。しかし、MS06-013の修正プログラムでは解消されていないようだ。DA Labでは、MS06-013の修正プログラムを適用したWindows 2000 SP4+IE 6 SP1、Windows XP SP1a+IE 6 SP1、Windows XP SP2+IE 6 SP2でSecuniaの実証コードを実行したところ、すべての環境でアドレス・バーが偽装されることを確認した。この脆弱性については、引き続き警戒が必要だ。

・HotFix Weekly 2006/04/12日付け(Internet Explorerに新たなURL詐称の脆弱性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2006/news06-0329.html#01

■DHTMLメソッド・コールのメモリの破損の脆弱性が解消されていることを確認
 MS06-013の修正プログラムを適用したWindows XP SP2において、公開されているDHTMLメソッド・コールのメモリの破損の脆弱性(createTextRange()処理の脆弱性)の実証コードを実行したところ、Calc.exeが実行されないことを確認した(脆弱性が存在する場合は、Calc.exeが実行される)。このことから、MS06-013によって、createTextRange()処理の脆弱性が解消されたことが確認できた。

・HotFix Weekly 2006/03/29日付け(Internet ExplorerのcreateTextRange()処理の脆弱性により、任意のコードが実行される危険性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2006/news06-0329.html#01

■MS06-013の修正プログラム適用による既知の不具合
 MS06-013の修正プログラムを適用すると、MS05-054と同様、以下の不具合が発生することが明らかになっている。適用前に確認し、業務に支障が生じないことを確認した方がよい。

  • Windows Media High Definition Video DVDで再生できないチャプターが生じる。
  • ActiveXコントロールがIEで正常に読み込まれないことがある。
  • カスタムActiveXコントロールを含むWebページがIEで正常に読み込まれないことがある。
  • IEでモニカの使用がサポートされなくなる。

■MS06-013ではロールアップ修正プログラムが自動判別で適用される
 MS06-013のIE 6 SP1向け修正プログラムでは、過去のIEの累積的な修正プログラムと同様、セキュリティ修正プログラムとロールアップ修正プログラムが統合されており、自動的にロールアップ修正プログラム相当(修正プログラム内の「RTMQFE」フォルダ側のファイル)が適用される。なお、 MS06-013においては、MS04-038より前に提供された修正プログラムは、ロールアップ修正プログラム相当でなくても含まれている。

■Windows Me+IE 5.5 SP2に対する修正プログラムの提供は終了
 Windows MeのIE 5.5 SP2に対するサポートは、2005年12月31日で終了している。そのため、IE 5.5 SP2向けのMS06-013の修正プログラムは提供されない。Windows Me+IE 5.5 SP2を利用している場合は、IE 6 SP1へアップグレードした後、MS06-013の修正プログラムを適用する必要がある。

■Windows 98/98SE/Me+IE 6 SP1向け修正プログラムはWindows Updateのみで提供
 Windows 98/98SE/Meに対するMS06-013の脆弱性は「緊急」に位置付けられており、修正プログラムが提供されている。ただしWindows 98/98SE/Me+Internet Explorer 6 SP1向け修正プログラムは、Windows Updateでのみで提供されており、ダウンロード・センターからは入手できない。企業内で展開するような場合は、Windows Updateカタログを利用して、修正プログラムを入手する必要がある。

■MBSA 2.0の結果
 MS06-013の修正プログラムが正しく適用されているかどうかは、MBSA 2.0で確認可能だ。未適用の場合は、「Windowsのセキュリティの更新」の「結果の詳細情報」に、IEのバージョンによって以下のいずれかが表示される。

  • Internet Explorer 5.01 Service Pack 4 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
  • Internet Explorer 6 Service Pack 1 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
  • Windows Server 2003 用 Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
  • Windows XP 用 Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)

 参考までにMBSA 1.21では「Windowsのセキュリティの更新」に「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (912812)」が表示される。

 
‥‥‥ 修正プログラムのダウンロード先 ‥‥‥
・Internet Explorerの累積的なセキュリティ更新プログラム:
プラットフォーム ダウンロード・センター WU/MU/WSUSの表示
Internet Explorer 5.01 SP4 Internet Explorer 5.01 Service Pack 4 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
Internet Explorer 6 SP1
(Windows 98/98SE/Me)
Internet Explorer 6 Service Pack 1 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
Internet Explorer 6 SP1
(Windows 2000/XP)
Internet Explorer 6 Service Pack 1 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
Internet Explorer 6
(Windows Server 2003 SP未適用/SP1)
Windows Server 2003 用 Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)
Internet Explorer 6
(Windows XP SP2)
Windows XP 用 Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB912812)

・Internet Explorer互換性修正プログラム:
プラットフォーム ダウンロード・センター ダウンロード・センターの表示
Windows Server 2003 SP1 Internet Explorer 用互換性修正プログラム (Windows Server 2003 版)
Windows XP SP2
Internet Explorer 用互換性修正プログラム (Windows XP Service Pack 2 版)
 
‥‥‥ 適用されるファイル情報 ‥‥‥
 以下のファイルにパッチが適用される。障害の発生が懸念される場合は、これらのファイルのバックアップを取っておくとよい。
 
Internet Explorer 5.01 SP4:
ファイル名 日付 バージョン サイズ
IE5.01sp4-KB912812-Windows2000sp4-x86-JPN.exe 2006/03/23 6.2.29.0
3,140,344
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ %SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2005/04/27 5.0.3828.2700
792,848
Shell Browser UI Library
danim.dll 2005/10/27 6.1.9.729
1,134,352
DirectX Media -- DirectAnimation
iecustom.dll 2005/04/19 6.0.2800.1502
36,864
IE Custom Update Library
iepeers.dll 2005/06/17 5.0.3830.1700
100,112
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2005/04/27 5.0.3828.2700
74,000
インストール エンジン
mshtml.dll 2006/03/22 5.0.3839.2200
2,301,712
Microsoft HTML Viewer
msrating.dll 2005/04/27 5.0.3828.2700
149,776
Internet Ratings and Local User Management DLL
pngfilt.dll 2005/04/27 5.0.3828.2700
48,912
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2005/06/17 5.0.3830.1700
1,100,048
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2005/08/25 5.0.3900.7068
284,432
Shell Light-weight Utility Library
url.dll 2005/04/27 5.50.4952.2700
84,240
Internet Shortcut Shell Extension DLL
urlmon.dll 2006/03/03 5.0.3839.300
423,696
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2005/10/24 5.0.3834.2400
451,344
Internet Extensions for Win32
背景がサクラ色のファイルはMS05-054/MS06-004と同じもの。
 
Internet Explorer 6 SP1(Windows 98/98SE/Me):
ファイル名 日付 バージョン サイズ
IE6.0sp1-KB912812-Windows-98-ME-x86-JPN.exe 2006/03/23 6.0.2800.1168
3,663,112
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ %SystemRoot%\system\
BROWSEUI.DLL 2005/06/17 6.0.2800.1692
1,017,856
Shell Browser UI Library
CDFVIEW.DLL 2004/12/07 6.0.2800.1612
143,360
Channel Definition File Viewer
DANIM.DLL 2005/10/20 6.3.1.148
983,040
DirectX Media -- DirectAnimation
DXTRANS.DLL 2006/02/24 6.3.2800.1534
192,512
DirectX Media -- DirectX Transform Core
IEPEERS.DLL 2006/02/24 6.0.2800.1534
236,032
Internet Explorer Peer Objects
INSENG.DLL 2004/12/07 6.0.2800.1469
69,632
Install engine
MSHTML.DLL 2006/03/22 6.0.2800.1543
2,702,336
Microsoft HTML Viewer
MSPATCHA.DLL 2003/06/07 5.2.9354.0
26,112
Microsoft File Patch Application API
MSRATING.DLL 2005/02/24 6.0.2800.1623
132,096
Internet Ratings and Local User Management DLL
MSTIME.DLL 2006/03/03 6.0.2800.1537
498,176
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
PNGFILT.DLL 2005/04/27 6.0.2800.1505
34,816
IE PNG plugin image decoder
SHDOCVW.DLL 2006/03/21 6.0.2800.1815
1,339,392
Shell Doc Object and Control Library
SHLWAPI.DLL 2005/08/31 6.0.2800.1740
408,576
Shell Light-weight Utility Library
URLMON.DLL 2006/03/03 6.0.2800.1537
461,312
OLE32 Extensions for Win32
WININET.DLL 2006/02/24 6.0.2800.1534
575,488
Internet Extensions for Win32
背景がサクラ色のファイルはMS05-054と同じもの。
 
Internet Explorer 6 SP1(Windows 2000 SP4、Windows XP SP1/SP1a):
ファイル名 日付 バージョン サイズ
IE6.0sp1-KB912812-Windows-2000-XP-x86-JPN.exe 2006/03/23 6.2.29.0
4,080,904
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ
(rtmgdr)
%SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2005/06/17 6.0.2800.1692
1,017,856
Shell Browser UI Library
cdfview.dll 2004/12/07 6.0.2800.1612
143,360
Channel Definition File Viewer
danim.dll 2005/10/20 6.3.1.148
983,040
DirectX Media -- DirectAnimation
dxtrans.dll 2006/02/24 6.3.2800.1534
192,512
DirectX Media -- DirectX Transform Core
iepeers.dll 2006/02/24 6.0.2800.1534
236,032
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2004/12/07 6.0.2800.1469
69,632
Install engine
mshtml.dll 2006/03/22 6.0.2800.1543
2,702,336
Microsoft HTML Viewer
msrating.dll 2005/02/24 6.0.2800.1623
132,096
Internet Ratings and Local User
Management DLL
mstime.dll 2006/03/03 6.0.2800.1537
498,176
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2005/04/27 6.0.2800.1505
34,816
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/21 6.0.2800.1815
1,339,392
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2005/08/31 6.0.2800.1740
408,576
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/03 6.0.2800.1537
461,312
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/02/24 6.0.2800.1534
575,488
Internet Extensions for Win32
展開フォルダ
(RTMQFE)
%SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2005/06/18 6.0.2800.1692
1,017,856
Shell Browser UI Library
cdfview.dll 2004/12/08 6.0.2800.1612
143,360
Channel Definition File Viewer
danim.dll 2005/10/21 6.3.1.148
983,040
DirectX Media -- DirectAnimation
dxtrans.dll 2006/02/25 6.3.2800.1535
192,512
DirectX Media -- DirectX Transform Core
iepeers.dll 2006/02/25 6.0.2800.1535
236,544
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2004/12/08 6.0.2800.1475
69,632
Install engine
mshtml.dll 2006/03/23 6.0.2800.1544
2,709,504
Microsoft HTML Viewer
msrating.dll 2005/02/25 6.0.2800.1623
132,096
Internet Ratings and Local User
Management DLL
mstime.dll 2006/03/04 6.0.2800.1538
498,176
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2005/04/28 6.0.2800.1506
38,912
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/22 6.0.2800.1815
1,339,392
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2005/09/01 6.0.2800.1740
408,576
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/04 6.0.2800.1538
462,848
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/02/25 6.0.2800.1535
586,752
Internet Extensions for Win32
背景がサクラ色のファイルはMS05-054と同じもの。
 
Internet Explorer 6 for Windows Server 2003 SP未適用/SP1:
ファイル名 日付 バージョン サイズ
WindowsServer2003-KB912812-x86-JPN.exe 2006/03/31 1.0.0.0
7,675,120
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ
(RTMGDR)
%SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
1,057,280
Shell Browser UI Library
cdfview.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
147,968
Channel Definition File Viewer
danim.dll 2006/03/04 6.3.1.148
990,208
DirectX Media -- DirectAnimation
digest.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
59,904
Digest SSPI Authentication Package
dxtrans.dll 2006/03/04 6.3.3790.497
205,312
DirectX Media -- DirectX Transform Core
iepeers.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
237,568
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
73,216
Install engine
mshtml.dll 2006/03/23 6.0.3790.507
2,931,712
Microsoft HTML Viewer
mshtmled.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
454,144
Microsoft HTML Editing Component
msrating.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
135,680
Internet Ratings and Local User
Management DLL
mstime.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
504,832
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2006/03/04 5.2.3790.497
40,448
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/30 6.0.3790.510
1,396,736
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
287,232
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/18 6.0.3790.504
517,632
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
616,448
Internet Extensions for Win32
展開フォルダ
(RTMQFE)
%SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
1,057,280
Shell Browser UI Library
cdfview.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
147,968
Channel Definition File Viewer
danim.dll 2006/03/04 6.3.1.148
990,208
DirectX Media -- DirectAnimation
digest.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
59,904
Digest SSPI Authentication Package
dxtrans.dll 2006/03/04 6.3.3790.497
205,312
DirectX Media -- DirectX Transform Core
iepeers.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
238,592
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
73,216
Install engine
mshtml.dll 2006/03/23 6.0.3790.507
2,934,272
Microsoft HTML Viewer
mshtmled.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
454,144
Microsoft HTML Editing Component
msrating.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
135,680
Internet Ratings and Local User
Management DLL
mstime.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
504,832
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2006/03/04 5.2.3790.497
40,448
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/30 6.0.3790.510
1,397,760
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
287,232
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/18 6.0.3790.504
518,144
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/03/04 6.0.3790.497
619,008
Internet Extensions for Win32
展開フォルダ
(SP1GDR)
%ProgramFiles%\Internet Explorer\
iedw.exe 2006/03/04 5.2.3790.2653
17,920
IE Crash Detection
  %SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
1,036,800
Shell Browser UI Library
danim.dll 2006/03/04 6.3.1.148
1,055,232
DirectX Media -- DirectAnimation
dxtrans.dll 2006/03/04 6.3.3790.2653
212,480
DirectX Media -- DirectX Transform Core
iepeers.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
253,440
Internet Explorer Peer Objects
mshtml.dll 2006/03/23 6.0.3790.2666
3,171,840
Microsoft HTML Viewer
mstime.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
537,088
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2006/03/04 5.2.3790.2653
42,496
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/30 6.0.3790.2671
1,513,472
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
321,024
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/18 6.0.3790.2663
690,176
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
652,800
Internet Extensions for Win32
展開フォルダ
(SP1QFE)
%ProgramFiles%\Internet Explorer\
iedw.exe 2006/03/04 5.2.3790.2653
17,920
IE Crash Detection
  %SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
1,036,800
Shell Browser UI Library
danim.dll 2006/03/04 6.3.1.148
1,055,232
DirectX Media -- DirectAnimation
dxtrans.dll 2006/03/04 6.3.3790.2653
212,480
DirectX Media -- DirectX Transform Core
iepeers.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
253,440
Internet Explorer Peer Objects
mshtml.dll 2006/03/23 6.0.3790.2666
3,172,864
Microsoft HTML Viewer
mstime.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
537,088
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2006/03/04 5.2.3790.2653
42,496
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/29 6.0.3790.2671
1,513,472
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
321,024
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/18 6.0.3790.2663
690,176
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/03/04 6.0.3790.2653
655,360
Internet Extensions for Win32
 
Internet Explorer互換性修正プログラム(Windows Server 2003 SP1):
ファイル名 日付 バージョン サイズ
WindowsServer2003-KB917425-x86-JPN.exe 2006/03/31 1.0.0.0
2,210,544
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ
(SP1GDR)
%SystemRoot%\system32\
mshtml.dll 2006/03/29 6.0.3790.2670
3,171,840
Microsoft HTML Viewer
展開フォルダ
(SP1QFE)
%SystemRoot%\system32\
mshtml.dll 2006/03/29 6.0.3790.2670
3,172,864
Microsoft HTML Viewer
 
Internet Explorer 6(Windows XP SP2):
ファイル名 日付 バージョン サイズ
WindowsXP-KB912812-x86-JPN.exe 2006/03/30 1.0.0.0
5,032,688
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ
(SP2GDR)
%ProgramFiles%\Internet Explorer\
iedw.exe 2006/03/04 5.1.2600.2861
18,432
IE Crash Detection
  %SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
1,022,976
Shell Browser UI Library
cdfview.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
151,040
Channel Definition File Viewer
danim.dll 2006/03/04 6.3.1.148
1,051,136
DirectX Media -- DirectAnimation
dxtrans.dll 2006/03/04 6.3.2900.2861
205,312
DirectX Media -- DirectX Transform Core
extmgr.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
55,808
Extensions Manager
iepeers.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
250,880
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
96,256
Install engine
mshtml.dll 2006/03/23 6.0.2900.2873
3,074,560
Microsoft HTML Viewer
mshtmled.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
448,512
Microsoft HTML Editing Component
msrating.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
146,432
Internet Ratings and Local User Management DLL
mstime.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
532,480
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
39,424
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/30 6.0.2900.2877
1,492,480
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
473,600
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/18 6.0.2900.2870
609,280
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
648,704
Internet Extensions for Win32
展開フォルダ
(SP2QFE)
%ProgramFiles%\Internet Explorer\
iedw.exe 2006/03/04 5.1.2600.2861
18,432
IE Crash Detection
  %SystemRoot%\system32\
browseui.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
1,022,976
Shell Browser UI Library
cdfview.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
151,040
Channel Definition File Viewer
danim.dll 2006/03/04 6.3.1.148
1,051,136
DirectX Media -- DirectAnimation
dxtrans.dll 2006/03/04 6.3.2900.2861
205,312
DirectX Media -- DirectX Transform Core
extmgr.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
55,808
Extensions Manager
iepeers.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
251,392
Internet Explorer Peer Objects
inseng.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
96,256
Install engine
mshtml.dll 2006/03/24 6.0.2900.2873
3,076,608
Microsoft HTML Viewer
mshtmled.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
448,512
Microsoft HTML Editing Component
msrating.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
146,432
Internet Ratings and Local User Management DLL
mstime.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
532,480
Microsoft Timed Interactive Multimedia Extensions to HTML
pngfilt.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
39,424
IE PNG plugin image decoder
shdocvw.dll 2006/03/30 6.0.2900.2877
1,495,040
Shell Doc Object and Control Library
shlwapi.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
473,600
Shell Light-weight Utility Library
urlmon.dll 2006/03/18 6.0.2900.2870
610,304
OLE32 Extensions for Win32
wininet.dll 2006/03/04 6.0.2900.2861
653,824
Internet Extensions for Win32
 
Internet Explorer互換性修正プログラム(Windows XP SP2):
ファイル名 日付 バージョン サイズ
WindowsXP-KB917425-x86-JPN.exe 2006/03/31 1.0.0.0
2,121,968
 
ファイル名 日付 バージョン サイズ 機能
展開フォルダ
(SP2GDR)
%SystemRoot%\system32\
mshtml.dll 2006/03/29 6.0.2900.2876
3,074,560
Microsoft HTML Viewer
展開フォルダ
(SP2QFE)
%SystemRoot%\system32\
mshtml.dll 2006/03/29 6.0.2900.2876
3,076,608
Microsoft HTML Viewer
 
‥‥‥ 確認方法 ‥‥‥

 修正プログラムが正しく適用できたかどうかは、以下のレジストリ・キーにある値を調べることで確認できる。

■Internet Explorerの累積的なセキュリティ更新プログラム

・Windows 2000 SP4+IE 5.01 SP4:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Internet Explorer 5.01\SP4\KB912812-IE501SP4-20060322.172831\Filelist以下のファイル一覧を確認する

・Windows 2000 SP4、Windows XP SP1/SP1a+IE 6 SP1:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Internet Explorer 6\SP1\KB912812-IE6SP1-20060322.182418\Filelist以下のファイル一覧を確認する

・Windows Server 2003+IE 6:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows Server 2003\SP2\KB912812\Filelist以下のファイル一覧を確認する

・Windows XP SP2+IE 6 SP2:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP3\KB912812\Filelist以下のファイル一覧を確認する

■Internet Explorer互換性修正プログラム

・Windows Server 2003+IE 6:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows Server 2003\SP2\KB917425\Filelist以下のファイル一覧を確認する

・Windows XP SP2+IE 6 SP2:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP3\KB917425\Filelist以下のファイル一覧を確認する

 

予想適用時間

修正プログラム名 50台 100台 250台 500台
IE5.01sp4-KB912812-Windows2000sp4-x86-JPN.exe
(Windows 2000 SP4)
19分 27分 54分 1時間37分
IE6.0sp1-KB912812-Windows-2000-XP-x86-JPN.exe
(Windows 2000 SP4、Windows XP SP1/SP1a)
19分 28分 54分 1時間39分
WindowsServer2003-KB912812-x86-JPN.exe
(Windows Sever 2003)
19分 29分 56分 1時間43分
WindowsXP-KB912812-x86-JPN.exe
(Windows XP SP2)
19分 28分 55分 1時間40分
1コンソールのUpdateEXPERT 6.1で、今回の修正プログラムを適用するのにかかる時間を概算したもの。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なる。あくまでも目安として利用してほしい。
 

UpdateEXPERT上の表示

■Internet Explorerの累積的なセキュリティ更新プログラム

・Windows 2000 SP4+IE 5.01 SP4:
[展開ビュー]−[IE]タブに「名前:IE5.01sp4-KB912812-Windows2000sp4-x86-JPN.exe」で登録

・Windows 2000 SP4、Windows XP SP1/SP1a+IE 6 SP1:
[展開ビュー]−[IE]タブに「名前:IE6.0sp1-KB912812-Windows-2000-XP-x86-JPN.exe」で登録

・Windows Server 2003+IE 6:
[展開ビュー]−[IE]タブに「名前:WindowsServer2003-KB912812-x86-JPN.exe」で登録

・Windows XP SP2+IE 6 SP2:
[展開ビュー]−[IE]タブに「名前:WindowsXP-KB912812-x86-JPN.exe」で登録

■Internet Explorer互換性修正プログラム

・Windows Server 2003+IE 6:
[展開ビュー]−[IE]タブに「名前:WindowsServer2003-KB917425-x86-JPN.exe」で登録

・Windows XP SP2+IE 6 SP2:
[展開ビュー]−[IE]タブに「名前:WindowsXP-KB917425-x86-JPN.exe」で登録

 

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