MS06-045/921398 |
WindowsエクスプローラのフォルダGUIDの脆弱性により、リモートで任意のコードが実行される危険性 |
(Windows エクスプローラ の脆弱性により、リモートでコードが実行される) |
対応の緊急性:早期適用 [攻撃コード公開済み][攻撃事例なし]
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危険性 |
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脆弱性による危険性を示す。「緊急適用」の場合、すでに攻撃コードが公開されているなど、脆弱性を悪用した攻撃が開始される可能性がある。「SP待ち」の場合、現時点では危険性がそれほど高くないため、サービスパックに反映されるまで待つことが可能であることを示す。 |
可能性のある攻撃
攻撃手法
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脆弱性の影響
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リモート攻撃 |
ウイルス/ワーム |
電子メール添付 |
Webサイトへの誘導 |
コードの実行 |
権限の昇格 |
情報の漏えい |
サービス拒否 |
なりすまし |
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○
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○
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○
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WindowsエクスプローラのフォルダGUIDの処理に脆弱性が存在し、細工されたWebページや共有ファイルをクリックなどすると、任意のコードが実行される危険性がある。攻撃は、細工されたWebページでユーザーがアイコンなどをクリックするように誘導することで実行される。
攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、ユーザーの操作だけではなく、細工したファイルをユーザーのコンピュータ上に保存する必要がある。このため匿名のリモート攻撃などは不可能だが、すでに実証コードが公開されていることから、悪用は容易な状態である。なるべく早期に修正プログラムを適用した方がよい。
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脆弱性の内容
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MS05-045の脆弱性は、2006/07/05日付け配信のHotFix Weeklyで報告した「Internet ExplorerにHTAファイルが実行される危険性など2種類の脆弱性」を解消するものである。
・HotFix Weekly 2006/07/05日付け配信(Internet ExplorerにHTAファイルが実行される危険性など2種類の脆弱性):
http://www.hotfix.jp/archives/alert/2006/news06-0705.html#01
この脆弱性は、フォルダGUIDを処理する際にフォルダ名を正しく検証しないことに起因する。「..\」を%2e%2e%5cにエンコードしたフォルダ名のフォルダを作成すると、Windowsエクスプローラが、そのフォルダのルート側にあるファイルを実行してしまう。例えば、Windowsエクスプローラで\test\test1\にあるフォルダ「%2e%2e%5cx.{フォルダGUID}」を開こうとすると、\test\にあるファイル名「x.{フォルダGUID}」のファイルが実行される。
脆弱性を悪用するには、細工したファイルをユーザーのコンピュータ上に保存し、細工したWebページでユーザーがアイコンをクリックするように誘導する必要がある。
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対象プラットフォーム
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影響を受けるソフトウェア |
対象プラットフォーム |
Windows 2000 |
Windows 2000 SP4 |
Windows XP |
Windows XP SP1/SP1a/SP2 |
Windows Server 2003 |
Windows Server 2003 SP未適用/SP1/R2 |
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‥‥‥ DA Lab:HotFixテスティング・チームからのコメント
‥‥‥
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■適用テストの結果
DA Labでは、以下のプラットフォームで修正プログラムの適用テストを行った。
プラットフォーム
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適用テスト結果
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Windows 2000 Professional SP4 |
○
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Windows 2000 Server SP4 |
○
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Windows 2000 Advanced Server SP4 |
○
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Windows XP Professional SP1a |
○
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Windows XP Professional SP2 |
○
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Windows Server 2003, Standard Edition SP未適用 |
○
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Windows Server 2003, Enterprise Edition SP未適用 |
○
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Windows Server 2003, Standard Edition SP1 |
○
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Windows Server 2003, Enterprise Edition SP1 |
○
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Windows Server 2003 R2, Standard Edition |
○
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Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition |
○
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■MBSA 2.0の結果
MS06-045の修正プログラムが正しく適用されているかどうかは、MBSA 2.0で確認可能である。未適用の場合は、「Windowsのセキュリティの更新プログラム」の「結果の詳細情報」に以下のいずれかが表示される。
- Windows 2000 用セキュリティ更新プログラム (KB921398)
- Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB921398)
- Windows Server 2003 用セキュリティ更新プログラム (KB921398)
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プラットフォーム |
ダウンロード・センター |
WU/MU/SUS/WSUSの表示 |
Windows 2000 SP4 |
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Windows 2000 用セキュリティ更新プログラム (KB921398) |
Windows XP SP1/SP1a/SP2 |
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Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB921398) |
Windows Server 2003 SP未適用/SP1/R2 |
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Windows Server 2003 用セキュリティ更新プログラム (KB921398) |
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以下のファイルにパッチが適用される。障害の発生が懸念される場合は、これらのファイルのバックアップを取っておくとよい。
Windows 2000 SP4:
ファイル名 |
日付 |
バージョン |
サイズ |
Windows2000-KB921398-x86-JPN.EXE |
2006/07/13 |
1.0.0.0 |
1,241,064
|
ファイル名 |
日付 |
バージョン |
サイズ |
機能 |
展開フォルダ |
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
5.0.3900.7105 |
2,362,640
|
Windows Shell Common Dll |
Windows XP SP1/SP1a/SP2:
ファイル名 |
日付 |
バージョン |
サイズ |
WindowsXP-KB921398-x86-JPN.exe |
2006/07/14 |
1.0.0.0 |
4,534,072
|
ファイル名 |
日付 |
バージョン |
サイズ |
機能 |
展開フォルダ
(SP1QFE) |
%SystemRoot%\system32\ |
fldrclnr.dll |
2004/08/21 |
6.0.2800.1579 |
81,408
|
Desktop Cleanup Wizard |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.2800.1873 |
8,259,072
|
Windows Shell Common Dll |
sprt0411.dll* |
2006/07/13 |
5.1.2600.1873 |
565,760
|
Service Pack 2 Messages |
sxs.dll |
2004/08/21 |
5.1.2600.1579 |
695,296
|
Fusion 2.5 |
展開フォルダ
(SP2GDR)
|
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.2900.2951 |
8,359,424
|
Windows Shell Common Dll |
展開フォルダ
(SP2QFE)
|
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.2900.2951 |
8,363,520
|
Windows Shell Common Dll |
spru0411.dll* |
2006/07/13 |
5.1.2600.2951 |
260,608
|
Service Pack 3 Messages |
*sprt0411.dllはファイル名が「xpsp2res.dll」に、spru0411.dlはファイル名が「xpsp3res.dll」に変更のうえ、コピーされる。
Windows Server 2003 SP未適用/SP1/R2:
ファイル名 |
日付 |
バージョン |
サイズ |
WindowsServer2003-KB921398-x86-JPN.exe |
2006/07/14 |
1.0.0.0 |
3,763,512
|
ファイル名 |
日付 |
バージョン |
サイズ |
機能 |
展開フォルダ
(RTMGDR)
|
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.3790.559 |
8,078,848
|
Windows Shell Common Dll |
展開フォルダ
(RTMQFE)
|
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.3790.559 |
8,079,872
|
Windows Shell Common Dll |
展開フォルダ
(SP1GDR)
|
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.3790.2746 |
8,288,768
|
Windows Shell Common Dll |
展開フォルダ
(SP1QFE)
|
%SystemRoot%\system32\ |
shell32.dll |
2006/07/13 |
6.0.3790.2746 |
8,290,304
|
Windows Shell Common Dll |
w03s2411.dll* |
2006/07/13 |
5.2.3790.2746 |
45,056
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Service Pack Messages |
*w03s2411.dllはファイル名が「w03a2409.dll」に変更のうえ、コピーされる。
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修正プログラムが正しく適用できたかどうかは、以下のレジストリ・キーにある値を調べることで確認できる。
・Windows 2000 SP4:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows 2000\SP5\KB921398\Filelist以下のファイル一覧を確認する
・Windows XP SP1/SP1a/SP2:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP3\KB921398\Filelist以下のファイル一覧を確認する
・Windows Server 2003 SP未適用/SP1/R2:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows Server 2003\SP2\KB921398\Filelist以下のファイル一覧を確認する
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予想適用時間
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修正プログラム名 |
50台 |
100台 |
250台 |
500台 |
Windows2000-KB921398-x86-JPN.EXE
(Windows 2000 SP4) |
18分 |
27分 |
52分 |
1時間35分 |
WindowsXP-KB921398-x86-JPN.exe
(Windows XP SP1/SP1a/SP2) |
19分 |
28分 |
55分 |
1時間39分 |
WindowsServer2003-KB921398-x86-JPN.exe
(Windows Server 2003 SP未適用/SP1/R2) |
19分 |
28分 |
54分 |
1時間38分 |
1コンソールのUpdateEXPERT 6.1で、今回の修正プログラムを適用するのにかかる時間を概算したもの。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なる。あくまでも目安として利用してほしい。
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UpdateEXPERT上の表示
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・Windows 2000 SP4:
[展開ビュー]−[OS]タブに「名前:Windows2000-KB921398-x86-JPN.EXE」で登録
・Windows XP SP1/SP1a/SP2:
[展開ビュー]−[OS]タブに「名前:WindowsXP-KB921398-x86-JPN.exe」で登録
・Windows Server 2003 SP未適用/SP1/R2:
[展開ビュー]−[OS]タブに「名前:WindowsServer2003-KB921398-x86-JPN.exe」で登録
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